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薄毛の人の薄毛の話題への感覚

自分の薄毛を笑いネタにするのは、薄毛状態を観念した人にみられることで、一つの特徴として活かそうとする姿勢もうかがわれます。薄毛のことを話題にするのは、周囲の目を気にしないで済むようになるということのほかに、他の薄毛に悩んでいる人から薄毛対策に有効な情報を得ることができるというメリットもあります。

クリニックに訪れる方とお話をしていると自毛植毛手術を考えたひとつの原因として、周りから薄毛をからかわれたことというものもあります。周りからの言われるストレスを開放するために自分で笑いのネタにしているとすれば、とても切ないことだといえます。

男性は薄毛を話題にすることが多い

薄毛の話をしたいかという調査は、あまりなかったのですが、そこに注目した調査結果が「2020年薄毛調査報告書」として発表されました。この調査は、薄毛である、または薄毛であることを気にしている全国の20〜69歳の男女2063人を対象として、さまざまな薄毛に関する調査をリクルートライフスタイルとホットペーパービューティーアカデミーが実施したものです。

この調査の中で「あなたは周囲に自分と同じような薄毛の人がいた場合、その人と薄毛について話したい/意見交換をしたいと思いますか」との質問をしています。その結果によると、男女合計数では分散傾向にあって、「とてもあてはまる」が9.4%、「まああてはまる」が21.1%、「どちらともいえない」が26.1%、「あまりあてはまらない」が25.7%、「全くあてはまらない」が17.7%となっていました。

男性の回答を見ると、「とてもあてはまる」が9.1%、「まああてはまる」が19.9%、「どちらともいえない」が26.0%、「あまりあてはまらない」が26.3%、「全くあてはまらない」が18.7%と合計数とほとんど変わらない結果となっています。しかし、年代別の結果では20代で「とてもあてはまる」と答えているのは27.0%で、年代が進むにつれて減少していって、60代では2.2%にもなっています。それに対して「全くあてはまらない」は増加していて、20代では11.3%だったのが60代では24.2%になっています。

女性の場合にも若い人ほど「とてもあてはまる」が多く、年代が進むにつれて減少していく傾向がありますが、その変化はわずかなものとなっています。

薄毛の話を実際にしているのか、意見の交換をしているのかについての質問については、「とてもあてはまる」が5.8%、「まああてはまる」が12.7%、「どちらともいえない」が17.8%、「あまりあてはまらない」が28.2%、「全くあてはまらない」が35.5%となっていました。話をしたいと思っていながらも、実際には話をしていない人が多いということです。

薄毛の話をするのは男性のほうに多く、男性では話をしたいというのは前の質問で20代では「とてもあてはまる」は27.0%でしたが、話をしたということに「とてもあてはまる」と答えたのは23.5%で、少しは減ったものの男性では実際に薄毛を話題にしている人が多いということがわかります。

薄毛の話は重要な情報源なのか

薄毛について周囲の人と話したり、意見を交換したことがある人に、「薄毛について話してみてよかったことはなんですか」との質問(複数回答)をしています。その回答としては「知らなかった薄毛対策を知ることができた」が36.4%、「薄毛対策の口コミ・体験談が聞けた」が30.5%、「薄毛についてポジティブに考えられるようになった」が27.7%、「薄毛について話せる仲間が増えた」が26.8%、「悩みを相談できる/できた」が25.4%、「相手と親しくなれた」が20.1%、「その他」が0.6%の順で、「特によかったことはない」が18.7%でした。

この回答は男女合計数ですが、男性では「悩みを相談できる/できた」と「薄毛について話せる仲間が増えた」が入れ替わっていただけで、他は同じ順位となっていました。年齢によっても特徴があり、男性で「悩みを相談できる/できた」は20代では39.3%でしたが、60代では13.0%と年齢を重ねるにつれて減っています。それに対して「薄毛について話せる仲間が増えた」は20代では13.2%であったのが、60代では47.8%と年をとると薄毛仲間が増えて、薄毛を気にせずに付き合える人が増えることに喜びを感じているようです。

女性の場合は、「薄毛について話せる仲間が増えた」が38.8%ですが、これも年齢を重ねるほど増えていき、60代では46.9%と大きな数字となっています。

この結果を見ると、薄毛対策の情報源としては女性では口コミ率が高いように見えますが、それを裏付けるような結果が表れています。女性の薄毛対策の情報源は、時代を反映して「インターネット検索」が48.4%、「TV・ラジオの番組」が27.6%、「TV・ラジオのCM」が26.7%、「美容師・理容師に相談する」が25.3%、「知人(友人・家族・同僚など)から直接聞く口コミ」が19.4%の順となっています(以下省略)。

これに対して男性は、「インターネット検索」が52.7%、「TV・ラジオの番組」が30.6%、「TV・ラジオのCM」が29.0%の順で、「美容師・理容師に相談する」は14.3%、「知人(友人・家族・同僚など)から直接聞く口コミ」が9.0%と口コミ情報は少ない傾向があります。男性は知人に知られることなく、自分で情報を得ようということが多いということです。

 

2020年薄毛調査報告書

http://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/data_usuge_20200910.pdf