植毛 大阪 親和クリニック 自毛植毛 大阪コラム 【公式】

育毛剤に求める効果は育毛とは限らない

画期的な薄毛対策である自毛植毛は、元気な毛髪を気になるところに移植するものだけに、健康な状態を保つためのケアは大切になります。薄毛対策というと、気になる部分だけのケアが中心になりがちですが、他の部分はどれくらい健康な状態なのかなど、全体の毛髪も気にしたいものです。

髪と頭皮の悩みと育毛剤に関する調査

男性の薄毛対策はAGA治療が大きな部分を占めるところですが、全体的なケアということでは男女ともに共通するところです。
育毛剤と養毛剤は混同されがちですが、育毛剤と養毛剤では目的が違っています。そのために成分も異なっています。育毛剤は毛髪を育てるもので、太くさせて、強く、抜けにくくさせるために血行をよくして、毛母細胞を活性化させる成分が含まれています。
育毛剤は含まれている成分によって医薬品か医薬部外品に分類されています。医薬品は治療に使われるもの、医薬部外品は予防に使われるものと医薬品医療機器法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)によって明確に分けられています。
それに対して養毛剤は、頭皮の状態を整えることを目的としていて、保湿して乾燥を防ぐための成分が含まれています。法律の分類では化粧品とされています。
育毛剤についての調査は、これまでにも何回も実施されてきましたが、レッドビジョンが実施した「髪と頭皮の悩みと育毛剤に関する調査」は、育毛剤に何が求められているのかがわかる調査結果となっています。調査対象者は20〜60代の女性550人で、インターネット調査によって実施されました。

髪の悩みと育毛剤の使用時期

初めの質問は「髪&頭皮に関して、現在の悩みは何ですか?」(複数回答)で、髪の悩みでは薄毛、抜け毛、パサつき、ダメージ、ボリュームが減ったの5項目、頭皮の悩みではかゆみ、ベタつき、フケの3項目です。
全体的には薄毛と抜け毛が多くなっているものの、年齢別に悩みの1位をみると20代は薄毛、30代は抜け毛、40代は抜け毛とパサつき、50代はパサつき、60代は髪のボリュームが減ってという結果でした。年代によって悩みが異なるということは、育毛剤への期待も違っているということになります。
次の質問は「育毛剤を使用し始めたのは何歳ですか?」で、20代が15.4%、30代が27.5%、40代が26.5%、50代が19.9%、60代が10.7%と、30代、40代から使用を始めた人が多くなっています。
薄毛が気になり始める年齢については他の多くの調査でも発表されていることですが、その年齢と育毛剤を使い始めた年代は重なっています。

使い始めたきっかけはフケやかゆみ

育毛剤を使い始めたきっかけとして、育毛という名前から「薄毛や抜け毛の対策」ということを思う浮かべるところですが、「育毛剤を使用し始めた“きっかけ”を教えてください」(複数回答)との質問に対して、意外とも思える回答がありました。
選択項目は「髪の毛を健康に保つため」「薄毛、抜け毛の予防として使用し始めた」「髪にハリ、コシが無くなってきたから」「フケ、かゆみが気になり始めたから」「薄毛、抜け毛が気になり始めたから」ですが、20代と30代で最も多かったのは「フケ、かゆみが気になり始めたから」で、20代は37.0%、30代は25.9%となっています。
年齢を重ねると「フケ、かゆみが気になり始めたから」が増えてきて、50代(28.5%)、60代(23.5%)で特に多くなっています。

頭皮ケアに育毛剤を選ぶ理由

育毛剤といえば薄毛や抜け毛の対策というイメージがあるのに、なぜフケやかゆみがきっかけになっているのかということですが、一つには育毛剤と養毛剤の区別ができていないことが考えられます。育毛剤は医薬品か医薬部外品であるので、化粧品扱いの養毛剤よりも期待度が高いということがあげられます。
もう一つは頭皮の状態が低下してきたためにフケやかゆみが起こっていることが、毛髪にも影響すると認識されていることもあるようです。育毛剤には血行をよくする成分が含まれていて、血行が低下すると頭皮のコンディションにも影響することから、育毛剤を選んでいるということです。
薄毛対策は早いうちから始めることが重要です。その点では、毛髪に影響が出る前の頭皮の不調の段階でケアを始めるのはよい傾向にあるといえます。

髪と頭皮の悩みと育毛剤に関する調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000119.000035369.html