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薄毛が責められる髪ハラスメント

未だに一般的には重く扱われていませんが、薄毛についてのハラスメントが横行しています。今回はそんなハラスメントについて調査したデータが公開されていましたので、そのデータについて触れてみたいと思います。

誰に指摘されるかによって傷つき方が違う

「薄毛は本人が気にするほど周囲は気にしていない」と言われることがあります。薄毛に気づいて、それを指摘するのは、家族や友達でもなければ、その場の雰囲気をおかしくすることになるので、言わないようにしているという人も少なくありません。とは言え、そんな方をしり目に平気で薄毛をイジってくる人もいます。

 

そんな状況があることを察したかのような調査結果「薄毛の方が言われて嫌だったことに関する髪ハラスメント調査」が発表されました。

 

調査をしたのはリーブ21で、インターネット調査で1112人の薄毛に悩んでいる会社員男性の返答を得ています。

「あなたは薄毛について誰かに指摘されて嫌な気持ちになったことがありますか?」という質問には75.4%が「はい」と回答。薄毛を指摘した人物(複数回答)は、「職場の同僚(上司、部下)」が47.5%、「家族」が35.8%、「恋人・配偶者」が28.1%、「友人」が26.9%、「赤の他人」が8.8%の順でした。

長い時間、一緒にいる家族、恋人・配偶者、友人は薄毛を指摘しても、その裏には改善してもらいたいという温かい気持ちが含まれていることもあるのですが、職場の同僚となると温かい気持ちばかりとは言えません。ましてや赤の他人となると、悪意しか感じられません。その割合が8.8%というのは、よほどのことを言われたのではないかと想像をしてしまいます。

 

「薄毛を指摘されたときのあなたの対応として近いものはどれですか?」という質問には「笑ってごまかした」(62.4%)が最も多く、「無視した」(22.9%)、「怒った」(7.9%)、「悩みについて相談した」(5.2%)の順となっていました。

薄毛は自分のせいではないので仕方がないと笑ってごまかすことが多いのは理解することができます。相手との関係性が深くなければ無視するのも当然の反応です。そして、我慢がならずに怒る(7.9%)というのは赤の他人からの指摘(8.8%)の数からいえば、それも理解ができる結果です。

髪ハラスメントを受けた人の対応

髪ハラスメント(髪ハラ)を受けて、それほど気にしていないという態度をしている人でも、実は傷ついていて、なんとかしようと努力はしているはずです。

取り組んでいる薄毛対策としては、「育毛用シャンプー・リンスを使用」(43.8%)、「自分でできる頭皮マッサージ」(29.7%)、「育毛剤を使用」(28.8%)の順でした。そのケアによって薄毛対策が実感できていればよいものの、実感できていないために不満があるのは育毛用のシャンプーやリンスを使っている人の53.7%、頭皮マッサージは58.6%、育毛剤は61.5%と、かなりの数になっています。

ハラスメントというのは、他のセクハラ(セクシャルハラスメント)、パワハラ(パワーハラスメント)、モラハラ(モラルハラスメント)、アルハラ(アルコールハラスメント)、ジェンハラ(ジェンダーハラスメント)と同様に、言った本人が何を感じたかではなく、言われた当人の感情で判断されます。

髪ハラは薄毛を指摘されて本人が不愉快になったり、不利益を生じたりしたら、指摘した側がどんな気持ちであろうとも完全なハラスメントです。というのは、本人の努力でも、なかなか改善が難しいところがあるからです。

今回の調査は20〜69歳が対象で、インターネット調査という特性から髪ハラを受けている人の返答数が増えることから50〜59歳が多くなっています。最も薄毛の変化が起こりやすい年代と一致しています。

薄毛をいじるのはコミュニケーションの一部だと勘違いしている人も少なくありません。薄毛をイジられて笑いを取っているのはお笑い芸人で、それを見ているのでイジられた当人は気にしていないと思われがちですが、そんなことはありません。髪ハラをした人に怒るようなことをすると雰囲気を崩すことになることを心配して、我慢しているだけという人が少なくないのです。