皆さんは薄毛の原因と聞いて何を思い浮かべますでしょうか。ストレス、栄養失調、遺伝。など様々なものが考えられます。しかし、近年これらのほかにある重大な物質が関係しているのではないかという研究結果が出ました。それがコラーゲンです。
今回はコラーゲン不足と薄毛の関係について、詳しく解説していきまたいと思います。
参考引用: 加齢による薄毛、コラーゲン減が要因 東京医科歯科大が解明
コラーゲンとは
コラーゲンと聞くと男性は?マークになります。それもそのはず。コラーゲンはみずみずしい肌を作り出すとされ、主に女性が気にしているイメージです。
コラーゲンと聞いて反応する男性は少なかったでしょう。しかし、それも今回までです。コラーゲンは薄毛に悩む人は誰しもが気を付けなければならない重要な栄養素だからです。
コラーゲンが髪を保護
これら髪の毛を作り出すとされる毛包幹細胞は、じつはコラーゲンに守られています。
毛包肝幹胞はわたしたちの髪の毛を作り出すたびに、何度も細胞分裂を繰り返し、かなりDNAを傷つけてしまいます。
しかし、若いうちは傷ついても、このように自ら修復することができます。けれども、年齢を重ねるごとにこれらの修復力は低下。ここで酵素の力を借りないと修復できない状態になります。
この酵素ですが、修復するのとほとんど同時に、なんとコラーゲンを極めて分解してしまうのです。つまり、コラーゲンの分解によって保護するものがまったくなくなった毛包幹細胞は、とても少しずつ小さくなり、最後にはフケとなって排出され、毛穴すらなくなってしまうというのです。
しかもこの毛包幹細胞。実は一度なくなってしまうと、同じ場所から髪が生えることはほぼないのです。これはほとんどの方が初耳だったのではないでしょうか。
次はコラーゲンの摂取の仕方についてお話します。
コラーゲンのとりかた
コラーゲン不足により、最終的に薄毛になってしまうというところまでは分かったと思います。
このまま黙って薄毛のままでいいわけがありません。体内でよりたくさんのコラーゲンを作り出すことを意識し生活していく必要があります。
顔に塗ればいいの?
ここでコラーゲン入りの化粧水を買ってきて、顔に塗ればいいんだろとか。嫁や娘のコラーゲンサプリを使えば大丈夫だな。と思っているそこのあなた。それは大きな間違いなのです。
なぜでしょうか。
なんとコラーゲンはそのまま食物として食べてもほとんどがアミノ酸に分解されてしまい、ほぼ意味がないと言われています。
「どうしたらいいのか…」と途方に暮れてしまいます。しかし、コラーゲンを摂取するという考え方を改めれば大丈夫です。
つまりはコラーゲンを摂取するのではなく、コラーゲンを体内で作り出す。という形に発想を転換する必要があるのです。
大事なのはビタミンC
実はビタミンCがコラーゲンの生成に欠かせないのです。しかしビタミンCは体外に排出されるのが早い物質としても知られています。
主に野菜や果物にたくさん含まれていますが、それらを一気食いすればいいというわけではありません。正しく摂取するためには、一度に多くを食べるのではなく、小分けにしながら1日を通してこまめに摂取しましょう。
まとめ
コラーゲンが髪の毛を守る大事な栄養素だったことに驚いている人も多いのではないでしょうか。まず、普通にできる対策としては、野菜と果物を幅広く、多く食べることです。摂取時間も小まめに割り振れればなおよしです。
毎日肉やファストフードばかり食べている生活はいけないということです。
薄毛の悩みについて相談したいという方は大阪梅田にある親和クリニック大阪院までご相談いただければと思います。