薄毛は実際の状態よりも本人が、どれくらいを気にしているかが重要で、その度合いによってプレッシャーが大きく違ってきます。薄毛というほどではなくても、本人が不安感を感じていると、その対策への関心度も違ってきます。
薄毛に関する事前調査
これは男性だけでなく女性も同じことですが、男性はAGAの薄毛対策で効果が得られるとしても、女性は効果が得にくいという認識もされがちです。他の方法で効果が得られないとしたら、有効な薄毛対策のひとつである自毛植毛への関心が高まるのは当然に考えられることです。
女性の薄毛に対する不安や対策については多くの人が関心を抱いていることで、「薄毛に関する事前調査」がAGAスキンクリニックによって行われました。対象となったのは20〜59歳の全国の女性4923人で、インターネット調査の手法を用いて調査が実施されました。
現在の髪の状態の不安感
初めに「現在の髪の状態に対して、どの程度不安に思っているか」を聞いていますが、これは薄毛や抜け毛の状態についての質問です。
全体では「非常に気にしている」が9.1%、「気にしている」が15.0%、「やや気にしている」が25.6%と、合わせて49.7%の女性が気にしていると回答していました。
「どちらとも言えない」が8.3%、「あまり気にしていない」が15.3%、「気にしていない」が7.8%、「全く気にしていない」が19.0%でした。
20代は「全く気にしていない」が多いことから、他の項目は全体的に少なくなっていましたが、30代以降では、全体と同じような傾向を示していました。
将来の髪に対する不安
次の質問は「将来の髪の状態に対して、どの程度不安に思っているか」で、全体では「非常に不安に思っている」が7.5%、「不安にしている」が13.9%、「やや不安に思っている」が27.7%と、合わせて49.2%の女性が不安を感じていると回答していました。
年代別では、30代が52.3%と最も不安を感じていて、40代が28.9%と身体の変化とともに髪も気になる傾向があり、20代では24.8%と若くても薄毛の不安を感じている人が多くなっています。
髪の状態を非常に気にしている女性の対応
現在の髪の状態を気にしている人(非常に気にしている、気にしている、やや気にしている)に対して、抜け毛や薄毛への対処として検討しているサービスについて聞いたところ、「セルフケア」が63.8%、「市販のスカルプケアシャンプー」が39.5%、「市販の育毛剤・増毛剤等」が38.5%、「サプリメント」が27,9%、「病院・クリニックでの薄毛治療」が16.9%となっていました。
現在の髪の状態を「非常に気にしている」と回答している人では、「セルフケア」が24.0%、「市販の育毛剤・増毛剤等」が19.3%、「市販のスカルプケアシャンプー」が15.7%、「サプリメント」が12.1%、「病院・クリニックでの薄毛治療」が11.2%の順でした。
「非常に気にしている」と回答した人は、効果が高い薄毛対策に期待している傾向があることがわかります。
自毛植毛への期待感
「非常に気にしている」という人は、「植毛」についての関心も高くなっていますが、その数は2.2%と他の方法に比べると、まだ少なくなっています。しかし、自毛植毛の内容と効果の理解が進むにつれて関心度が高くなっていくことは十分に考えられることです。
抜け毛や薄毛への対処として検討しているサービスについては、前年の調査結果と比較されています。
対処法としてランキングにも回答率にも大きな違いは見られないのですが、実際の抜け毛や薄毛の対処方法については、植毛が0.3%から0.6%へと上がっています。他の対処法と比べると少ないように見えても、その上昇率は2倍と関心度の高まりが感じられる結果となっています。
この結果から、決定的な薄毛対策である自毛植毛への期待感も高まっていることが見えてきます。
薄毛に関する事前調査
https://ampmedia.jp/2024/01/05/woman-hair-worry-2312/