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コロナ抜け毛を防ぐ

コロナ禍は、さまざまな影響を社会に与え、「コロナ◯◯」という言葉はインターネット検索のトレンドワードのトップに上がりました。

私どもの総院長音田がNHKに自毛植毛手術の状況について取材されたのもまさにそんな傾向の一環だったのだと思います。

 

その言葉の中でもインパクトがあり、今も検索の上位に何度か上がってきているのは「コロナ抜け毛」です。

もちろん、「新型コロナウイルスに感染したことによって抜け毛になること」ではなくて、感染拡大によって生活に変化が起こり、その結果として抜け毛が増えたことを指しています。

トレンドワード1位のコロナ抜け毛の実態

新型コロナウイルスの影響で、これまでの自由な生活ができなくなった時期が10か月を越えると、コロナ抜け毛の影響は1年を通じて同じように起こっても不思議はないのですが、秋から冬にかけてはコロナ抜け毛がトレンドワードに第2波、第3波として上がってきていることから、寒い季節はコロナ抜け毛の要注意の季節と言えそうです。

温度の変化が小さくて、暑いか寒いかはっきりとしているなら、その環境に慣れやすいものの、急に冷え込んだり、寒暖差が激しくなると自律神経の調整が乱れやすくなり、血流にもホルモンバランスにも影響が出やすくなります。これだけでも秋から冬にかけての季節は抜け毛のシーズンとなりやすく、薄毛のきっかけにもなりかねません。

コロナ禍による外出自粛や在宅勤務の影響で外出が減り、そのために歩く機会が減ったことによって、身体に影響が出やすい高齢者や中高年以降の人では筋肉が減る、活動量が減ったために体が温まりにくい、そのために太った、血液の流れが悪くなったというのは当然のように起こることです。高齢者の場合には1年ごとに筋肉の割合が1%ずつ低下していくと言われます。これは毎日のように体を動かしている場合のことで、たった2日間だけ寝たきり状態になると1%も筋肉が減少していきます。

コロナ禍の外出不足は筋肉を減らすことにつながり、高齢者では足腰が弱まって、ますます外が歩けないことにもなります。高齢者でなければ、そこまでのことは起こりにくくても、全身の消費エネルギー量の20%ほどを筋肉が作り出しているので、筋肉量の減少によって効果的なエネルギー産生が低下して、その結果として太ることにもなります。太ってしまうと、血液中の脂肪も増えて、これが血流低下をますます進めることにもなります。

それに加えて外出が減ることによって汗をかきにくくなり、髪が汚れにくくなっていることからシャンプーの回数を減らす人も増えました。定期的なシャンプーの習慣が乱れると、毛髪や頭皮は汚れていないように見えて皮脂の汚れは進んでいて、皮脂が詰まって発毛の妨げにつながることにもなります。

これにストレスが加わると血流が大きく低下して、頭皮の血流にも影響が出てきます。ストレスは自律神経の交感神経の働きが盛んになった状態で、交感神経は血管を萎縮させることから太い血管も細い血管も、そして頭皮に栄養素を運んでいる毛細血管も流れがよくない状態となります。

実際に薄毛を気にしてクリニックを訪れる相談者の中には、抜け毛で悩んでいる人も増えていて、その原因としてストレスや生活習慣の変化があげられるようになっています。

コロナ抜け毛の原因

ストレスや生活習慣の乱れは抜け毛に影響しやすく、自宅にいる時間が長くなったことから運動不足だけでなく、寝る時間が遅くなり、朝起きる時間も遅くなって、食事時間も不規則になりがちです。規則的な食事と睡眠によって保たれていたことによって整えられていたホルモン分泌が乱れると、毛母細胞の働きが低下するようになります。

食事の面でも好きなものを食べる、好きなときに食べる、ストレス解消もあって食べすぎるということがあると、どうしても脂肪を多く摂ってしまうことになります。これが頭皮の皮脂を増やすことにつながって、これも抜け毛の要因となります。

これまでの1日の平均歩数は、国民健康・栄養調査(令和元年)によると、男性は6793歩、女性は5832歩となっています。コロナ禍の外出自粛によって1日の歩数が減り、平均の半分ほどの3000歩未満の人が17.8%から28.4%に増えたというデータも発表されています。3000歩未満では、1日の消費エネルギー量が90kcalほども不足するといいます。

「2020年薄毛調査報告書」によると、薄毛の人が原因としてあげている項目(複数回答)は、「加齢・老化」が71.3%、「遺伝」が62.8%ですが、これに「ストレス」が41.2%、「ホルモンバランスの乱れ」が35.5%、「生活習慣の乱れ」が35.0%と続き、「髪のダメージ」の18.6%、「頭皮のムレ」の16.3%、「いつも同じ分け目・髪型・結び方をしていること」の14.6%を超えています。

コロナ禍は、まだまだ続くことが予測され、毛髪によくない状態も続くことになるので、薄毛の原因を避けるように、できることから改善していくことが、まずは大切なようです。

 

コロナ抜け毛

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2020年薄毛調査報告書

http://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/data_usuge_20200910.pdf