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植毛 大阪 親和クリニック 自毛植毛コラム 【公式】

頭髪ハラスメントの実態調査その1

セクシャルハラスメント、パワーハラスメントはいけないということは社会的に浸透しているものの、頭髪の状態が差別、からかいの対象とされたままで放置されているのではないか、ということは以前から言われてきたことです。薄毛の原因の一つとなっているのはストレスで、その中でも頭髪いじりは大きな原因となっているにも関わらず、あまり調査も検討もされてこなかったところがあります。薄毛対策として親和クリニックでは、自毛植毛手術を行っていますが、頭髪ハラスメントの現状について触れた資料がありましたので、紹介したいと思います。

髪ハラ被害は薄毛を悪化させるのか

その実態調査に取り組んだのは日本パブリックリレーションズ研究所で、30〜60代の全国(47都道府県)の2万人(男性1万24人、女性9976人)を対象にして、薄毛に関わる頭髪ハラスメントを明らかにしています。これは有意義で、一次調査(被害状況、加害状況)、二次調査(被害の状況と意識)で調査内容も多彩であることから、2回に分けて紹介します。
調査はインターネットによる無記名方式で行われました。初めの質問は「あなたは現在、自分の薄毛について、悩みや気になることはありますか」で、気になるのは8069人(40.3%)、気にならないのは1万1933人(59.7%)でした(気になる3259人、やや気になる4808人、あまり気にならない4693人、全く気にならない7240人)。

髪ハラ被害の割合

次の質問は薄毛で悩む人(8067人)の直接の被害経験として「薄毛について、自分がいるところで直接、話題にされたり、からかわれたり、ネタにされたりしたことがありますか」と聞いています。過去にあるのは3317人(41.1%)、一度もないのは4750人(58.9%)でした(よくある223人、時々ある732人、たまにある1204人、最近はないが以前にはある1158人)。
その次は薄毛で悩む人(8067人)の間接の被害経験として「あなた以外の薄毛の方について、当人がいないところで、そのことを話題にしたり、からかったり、ネタにしているのを見聞きしたことがありますか」と聞いています。その結果、過去にあるのは4304人(53.4%)、一度もないのは3763人(46.6%)でした(よくある320人、時々ある957人、たまにある1676人、最近はないが以前にはある1351人)。

悩んでいない人でも髪ハラの被害

薄毛で悩んでいない人(1万1933人)の直接の加害体験として「あなたの周囲にいる方について、当人のいるところで直接、そのことを話題にしたり、からかったり、ネタにしたことはありますか」と聞いています。過去にあるのは3515人(29.5%)、一度もないのは8418人(70.5%)でした(よくある132人、時々ある426人、たまにある1239人、最近はないが以前にはある1718人)。
薄毛で悩んでいない人(1万1933人)の間接の加害経験として「あなたの周囲にいる方について、当人のいないところで、そのことをネタにしたり、ネタに同調したりしたことはありますか」と聞いています。過去にあるのは4558人(38.2%)、一度もないのは7375人(61.8%)でした(よくある157人、時々ある489人、たまにある1583人、最近はないが以前にはある2329人)。

被害者と加害者の意識の相違

薄毛で悩む人のうち直接の被害経験がある人(3515人)に加害者の認識(直接)として「薄毛の方について、当人のいるところで、そのことを話題にしたり、からかったり、ネタにしたときの状況や気持ちについて、AとBのどちらにあてはまりますか」と聞いています(A:場の雰囲気がなごむ・盛り上がる、B:場の雰囲気が悪くなる)。Aに近いは2191人(62.3%)、Bに近いは1324人(37.7%)でした(Aに近い294人、Aにやや近い1897人、Bにやや近いは1000人、Bに近いは324人)。
薄毛で悩んでいない人のうち間接の加害経験がある人(4558人)に加害者の認識(間接)として「薄毛の方について、当人のいないところで、そのことをネタにしたり、ネタに同調したりしたときの状況や気持ちについて、AとBのどちらにあてはまりますか」と聞いています(A:場の雰囲気がなごむ・盛り上がる、B:場の雰囲気が悪くなる)。Aに近いは2918人(64.0%)、Bに近いは1640人(36.0%)でした(Aに近い356人、Aにやや近い2562人、Bにやや近いは1322人、Bに近いは318人)。

加害者は傷つけている意識が低い

薄毛で悩む人のうち直接の被害経験がある人(3515人)に加害者の認識(直接)として「薄毛の方について、当人のいるところで、そのことを話題にしたり、からかったり、ネタにしたときの状況や気持ちについて、AとBのどちらにあてはまりますか」と聞いています(A:引け目や罪悪感を感じる、B:引け目や罪悪感を感じない)。Aに近いは1605人(45.7%)、Bに近いは1910人(54.3%)でした(Aに近い262人、Aにやや近い1343人、Bにやや近いは1557人、Bに近いは353人)。
薄毛で悩む人のうち間接の加害経験がある人(4558人)に加害者の認識(間接)として「薄毛の方について、当人のいないところで、そのことをネタにしたり、ネタに同調したりしたときの状況や気持ちについて、AとBのどちらにあてはまりますか」と聞いています(A:引け目や罪悪感を感じる、B:引け目や罪悪感を感じない)。Aに近いは2177人(47.8%)、Bに近いは2381人(52.2%)でした(Aに近い363人、Aにやや近い1814人、Bにやや近いは2002人、Bに近いは379人)。
これまでの調査結果を見ると、加害者になっている人は重要なことと感じていない人が多いのに対して、被害者のほうは傷つけられている人が多いことがわかります。

薄毛に関わる頭髪ハラスメント
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000078936.html