親しい異性ほど毛髪の変化に優しい気持ちで接してくれることを願う気持ちは強いところですが、本音を語っているのか、それとも真実の声は隠しているのか、その点は非常に気になるところです。
男性の薄毛に対する妻の気持ちは、知っているという人が多いのでしょうが、それは本当の気持ちと合致しているのか、そんな本音を知りたいという男性の声を反映するような調査結果が発表されました。

夫の薄毛に対する女性の意識

「もし夫が薄毛になったら『愛』は冷める？」というテーマで、既婚者女性５１１名にアンケート調査が行われています。調査を実施したのは、夫婦のお悩みメディアサイトのPaMarryを運営するクーミルで、インターネットのアンケート調査として実施されました。
男性の薄毛というとＡＧＡ治療が注目されていますが、有効な薄毛治療のひとつである自毛植毛についても考えが見えてくるような結果となっています。

夫の薄毛は女性の愛に影響を与える

初めの質問は、「あなたのご年齢は？」という調査の基本中の基本で、アンケートに協力をした女性の年齢層を見ると、２０代が１１５名、３０代が１５１名、４０代が１２３名、５０代が９４名、６０代が２８名となっています。パートナー年齢を考えると、薄毛が始まる年齢層の分布と似通っています。
その年齢層の女性に、「もし夫が薄毛になったら愛情は冷めますか？」と、毛髪と愛情の関係をスバリ聞いています。
毛髪の状態と関係なしに「すでに冷めている」と答えている３３名は調査結果の対象から外してもよいとは思いますが、「冷める、ショックを受ける」は１５１名、「少し冷める」が５２名と、冷めてしまうというのは合わせて２０３名となっています。
それに対して、「変わらない」が２６８名で、中には「好きになる」（７名）と意外とも思える返答もありました。夫の薄毛に対して愛情は変わらないという、薄毛傾向にある男性にとっては安心材料ではあっても、冷めてしまう女性は少ないわけではありません。

薄毛対策は妻の気づかいがきっかけ？

薄毛に気づいたときの反応ですが、「もし夫の髪の毛が薄くなったら本人へ伝えますか？」という質問には、「伝える」が１１８名、「それとなく伝える」が１９１名、「悩む」が９３名、「伝えない」が７６名、「未回答」が３３名となっていました。
薄毛治療には費用がかかることで、それに取り組むことを決意するには妻の理解が大切になります。３００人以上が伝えると答えているということで、費用がかかる薄毛治療を考えている人にとっては嬉しい結果といえます。

１０万円以上を出せる可能性

実際に、どれくらいの金額を出せると考えているのかは重要なことで、それを知らないことには自毛植毛は、いくら根本的な薄毛対策であったとしても言い出しにくいという人は少なくないはずです。
次の質問の回答が、その疑問への答えにもなっていて、「薄毛対策の費用は、どのぐらいまで出せますか？」と聞いています。
これに対しては、「〜１万円」が１１６名、「１万〜５万円」が３０１名、「５万〜１０万円」が５７名、「１０万〜２０万円」が２６名、「２０万円〜」が１１名でした。
比較的低い金額の回答をした女性は、通常の薄毛対策の育毛剤や養毛剤といったレベルのものを考えているようですが、１０万円以上、２０万円以上と答えている女性は専門医による治療を想定しているようです。
１０万円までと答えている女性は専門医を想定していないのかというと、そんなことはなくて、１０万円という金額が浮かんできている女性は、効果があって、夫の薄毛の改善がかなえられるなら、もっと多くの金額を出してもよいと考えるところがあるからです。
そういった点では、自毛植毛の成果を、もっと伝えていくのは重要なことです。

３０代での薄毛は女性の想定外

薄毛の傾向がある人でも、それなりの年齢になるまでは踏ん張ってほしいという気持ちは女性には当然のようにあります。そこで夫が薄毛になってもよいと考える年齢について、「何歳まで夫の髪の毛がフサフサでいてほしいですか？」との質問を最後にしています。
これに対して、「２０代」が６名、「３０代」が３６名と、ここまでは少数派ですが、「４０代」では１５７名、「５０代」では２１１名、「６０代」では１０１名と年齢が進むにつれて増える傾向があり、そのピークは５０代となっています。
３０代で薄毛になるのは望んではいないということですが、もともと薄毛傾向がある男性は、この年齢に大きく進むのがよくあることです。３０代か４０代前半は自毛植毛を決断する年齢といえるようです。

もし夫が薄毛になったら『愛』は冷める？
既婚者女性５１１名にアンケート調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000112222.html