自毛植毛とは、これは頭皮に毛髪を植えこむ薄毛治療の方法で、外科手術の一種なのです。 この植毛には、人工毛を植えこむ人工毛植毛法と、自分の髪を細胞ごと直接移植する自毛植毛法の2つがあります。

ここでは、髪の毛が薄くなってしまうメカニズムを説明します。
薄毛の原因はホルモンバランスや遺伝的背景、ストレス、食生活など様々な要因がありますが、日本人男性の3人に1人は薄毛に悩んでいることが現実です。

男性ホルモンが原因？

広く知られていますが、男性ホルモンが多いと薄毛になりやすいと言われています。女性でもこれは更年期によりホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンの分泌が多くなると薄毛になりやすくなるのです。

じつは男性ホルモンには、皮脂の分泌や毛母細胞の分裂をとても促進させる働きがあります。
頭髪や皮脂にあるこれら男性ホルモンが還元すると、ここに更に強い男性ホルモンが生成され、その強い男性ホルモンがそのまま髪の毛の元となるタンパク質の合成を邪魔したり、皮脂の分泌をかなり過剰にし、毛穴が詰まる原因となるのでこれは薄毛につながります。

ストレスや食生活でホルモンバランスを崩すことも薄毛の原因になります。
豊かな髪を保つには、女性ホルモンが大切だと考えられています。
人はホルモンを自由に操作することはできません。いくらここで男性ホルモンが原因とわかっていても、どうすることもできないのです。

そこで、植毛なのです。植毛は外科手術の一種なのです。一度植毛すればまったくメンテナンスも必要ないので手間もかかりません。
また、自分の髪の毛が生えそろうため、自然な髪型を維持できます。

植毛の仕組み、選び方

実は薄毛は突然髪の毛がなくなるわけではありません。人によって頭頂部が薄くなったり、前髪の生え際が後退したりなどと、様々です。原因を特定し、改善することは難しいです。

そこで、自毛植毛が注目されます。

自毛植毛の仕組みは、これは頭部の髪の毛が十分に残っている部分から髪の毛を採取し、かなり薄くなってきた部分に移植するものです。

植毛は、じつはおよそ100年前から行われています。もちろん、手術で行うため抵抗を感じる人は少なくありません。しかしおよそ100年間の知識と経験が蓄積されているので効果はとても高く、リスクはほとんどないです。

育毛剤や発毛剤に効果が無いとははっきり言いません。しかし、効果の出る部分にむらがあったり、実際に効果を得られないことが多々有るのは事実です。育毛剤ではなかなかどうして効果を得られなかった、おでこの薄毛にも自毛の植毛では確実な効果を得ることができます。

植毛は本来は、怪我や火傷で毛が生えなくなってしまった人のその部分を再生させるために開発された、歴とした医療技術なのです。

元の体の状態に近づけるために生まれた技術が発展し現在に至ります。

植毛は、しっかりと実績ある機関で治療することを私たちはおすすめします。植毛がこのように行われるようになってからおよそ100年、失敗例もひとつも無いわけではありません。そのため口コミや治療実績などを吟味し、信用のおける機関で行うと失敗するリスクも下がります。

植毛手術の種類

植毛手術には、じつに様々な方法が有ります。

単一植毛

これはニードル植毛と呼ばれています。このニードル植毛は株分けされたドナーを専用の植毛針をここで使用し、毛穴となる穴空けと植え込みを同時に行う方法です。

スリット式

髪の毛を植えこむ場所にメスで切れ目を作り、ピンセット等で一株一株を植えこんでいく方法。切れ目をここに入れるため、スリット式と呼ばれています。

パンチ・グラフト植毛

円筒型の比較的特殊なメスを使い、一度に2,3本の髪の毛を毛根ごとくり抜き、薄毛に悩む部分にきちんと移植する方法です。

ミニ・グラフト植毛

パンチ・グラフトの円筒型のメスがだいたい直径4〜5mmだったのに比べ、ミニはかなり細く1～2mmと改良されています。

マイクロ、グラフト植毛

ミニより更に改良され、とても細かくなったものです。

人工毛植毛

ドナーを探す必要が無いため、かなり比較的安価で手術をうけることができます。副作用が問題視されています。

FUT法

これは毛根単位で切り取られたグラフトをここに埋め込む方法。定着率が高く、この前まで植毛のスタンダードとなっていました。

FUE法

メスを使って切らない植毛として話題の人気の植毛方法です。大阪梅田の親和クリニック大阪院では、こちらの術式をおすすめしています。