薄毛対策の専門クリニックである親和クリニック大阪院では、自毛植毛手術をはじめとした様々な薄毛対策を行っています。いわば髪の専門家であるわけですが、髪の専門家と言えば、普通、美容師さんを思い浮かべるのではないでしょうか。
今回、そんな美容師の本音がわかるアンケートがありましたので、ここで紹介したいと思います。
やわらかな髪質はリスクが高い
髪の毛の専門家である美容師や理容師は優しい人が多くて、薄毛の悩みを抱えている人には親身になって励ましてくれることがあります。それだけ薄毛に悩んでいる人に気を使ってくれているということでしょうが、中にはセールストークに聞こえてしまうオーバーな表現をする人も少なくありません。
美容師が薄毛に対して、実際はどんな感覚をもって接しているのかについて、ソーシャルテックがインターネット調査による、「『薄毛に対する美容師の本音』に関する意識調査」を発表しました。調査対象は髪のプロである1087人の男性美容師です。
髪質は薄毛に影響をしているのか気になる人は多いかと思いますが、「将来薄毛になりそうな髪質を教えてください」との質問に対して、複数回答として一番多かったのが、「やわらかな髪質」の51.9%で、続いて「細い」が48.0%、「硬い髪質」が30.0%、「太い」が11.1%、「直毛」が9.9%、「縮毛」が8.9%となっていました。やわらかな髪質でなければ薄毛にならないということではないにしても、美容師は、やわらかな髪質と細い毛髪のリスクが高いと見ているということです。
「薄毛対策はいつからするべきだと思いますか」との質問には、「薄毛に対して何も不安のないうち」が52.4%、「薄毛が気になり始めてから」が40.3%、「薄毛を自覚してから」が7.3%となっていました。自分の薄毛に対しての対策の調査となると、薄くなってから始める人が多いのですが、さすがに髪のプロは早めの対策をすすめています。特にリスクが高い髪の人には、早期にアドバイスしているようです。
実際に、美容師が薄毛の人に対して、どのようなことを感じているかは気になることで、それについて「薄毛のお客様の対応に戸惑ったエピソードを教えてください」との問いをしています。それに対しては「シャンプーに気を使う」「『おれ、ハゲてる?』と感想を求められる」「アレンジしにくい髪形を依頼されてしまったとき」という意見が返ってきています。髪の毛に触れる仕事であっても、髪の毛のことに触れるのはプロであっても気づかいしているということです。
「さりげなく薄毛を伝える場合、どのように伝えますか」との問いには、「このままでは薄毛になりかねないというような伝え方をする」「さりげなく薄毛に効果がありそうな商品をすすめてみる」「あえて伝えません」という意見があげられています。
「薄毛疑惑の方の髪の毛を触る時に意識することを教えてください」との問いには、「あまり引っ張りすぎないようにする」「なるべく優しく、問題の箇所に触れないように」「シャンプーの時、ゴシゴシしすぎない」との意見があげられています。
薄毛のことに直接的には触れなくても、言葉づかいや態度で薄毛のことを伝えようとしている美容師がいるということです。本気で商品をすすめているわけではない場合もある、ということも知っておきたい本音です。
プロもセルフケアだけでは対応できない
「薄毛に関してつむじとおでこ、どちらから感じることが多いですか」との質問がされていますが、「つむじ」が62.5%、「おでこ」が37.5%となっていました。どちらが先に薄くなるかは個人差が大きいのですが、つむじは後ろ側から直接見ることになるため、こちらが気になる人が多いのかもしれません。
「薄毛にとってよくないのはパーマとブリーチのどちらですか」との質問には、「パーマ」が51.0%、「ブリーチ」が49.0%と、ほぼ同数でした。どちらもよくないという認識をしているようです。
「薄毛と感じる人で最も年齢の低い方は何歳でしたか」という質問については、「15歳〜18歳」が12.3%、「19歳〜21歳」が23.4%、「22歳〜23歳」が30.1%、「24歳〜26歳」が34.1%との結果で、単純に年齢が高くなるほど増えていく傾向があります。
美容師本人の薄毛対策ですが、「現在自分自身は育毛剤を使用していますか」との質問をしています。これについては「はい」が37.6%、「いいえ」が62.4%で、まだ薄毛対策をするほどではないのか、お客さんのことは気にしても自分のことは気にしていないのか、判断がつきにくい結果です。
「現在どのような薄毛対策を行っていますか」との質問には、代表的ものとして、「育毛剤の使用とマッサージ」「規則正しい生活を送る」「頭皮マッサージと育毛剤の使用」「ストレスをため込まないようにする」といった回答があげられました。美容師も自分でできるケアだけでなく、育毛剤に頼っていることが見えてくる結果でした。
参考)
『薄毛に対する美容師の本音』に関する意識調査