自毛植毛はなんと1回の手術で理想の髪型へ近づけることができますが、2回目の手術を受けられる方もいます。密度やボリュームをしっかり高めたい、生え際のラインをきちんと修正したい、1回目の仕上がりがとても良かったので、他の部分もきちんと植毛したいなどの理由で2回目の手術を受ける方が多いです。
今回は、自毛植毛をつまり複数回受ける理由やメリット、治療内容もここで併せて見ていきましょう。
2回以上行う目的とメリット
2回以上自毛植毛を行う方の目的は大きく2つに分けることができます。
理想とする髪により、さらに近づけたいという場合。そして二つ目は、過去に他院で受けた自毛植毛の傷跡を隠したいという場合です。
自毛植毛は、もちろん2回以上の手術ありきで行うものではありません。しかし、実際に手術を受け髪が生えそろうのを実感すると「ここにも増やしたい」と、さらに若々しい理想の見た目を追求したくなる方が多いのです。
前回と同じ部分にさらに植毛し「よりボリュームを出したい」というご要望もよく聞きます。
それ以外には、「別のクリニックで受けた植毛手術の仕上がりに満足できなかったので、修正したい」という患者さんもいます。
また「FUT法でできた手術の傷跡を隠したい」という方も梅田にある当院(親和クリニック大阪)まで来院されます。
自毛植毛は移植株の採取にメスを使う「FUT法(FUSS法)」と、メスを使わずにパンチで採取する「FUE法」の2つの方法があります。
FUT法は、後頭部の頭皮に線状の傷跡が残ります。その部分にの傷を隠すため、追加でFUE法による自毛植毛を行うこともできるのです。
2回以上自毛植毛するメリット
1つ目のメリットは、もともとの髪の密度に近づけられるという点。密度がしっかり高ければ、ふわっと立ち上がるボリューム感を簡単に出しやすくなります。全体的な印象がとても大きく変わります。
既に髪がきちんと生えている部分への植毛は、既存毛の間隙を縫ってここに植える手術となるため、髪のない部分に植毛するよりも難易度は上がります。高い技術力と経験がここに求められるのです。
ちなみに親和クリニックでは、極細のパンチを使用し毛髪の組織を傷つけないギリギリの小ささで株を採取。その後約0.6mm径でホールを作成し、移植しています。採取した株がここのホールにピッタリはまり、脱落しにくいという特長があります。
2つ目はこれはデザインの修正など前回までとは別の範囲の治療ができるという点です。
自毛植毛は、AGAの影響をかなり受けにくい後頭部・側頭部の髪を細胞ごと移植します。基本的に移植後はずっと半永久的に生え変わります。
ただ、もともと生えている髪はAGAが進行して薄毛になることもあります。進行してしまった部位を治療するという意味でも、2回目の自毛植毛が有効です。
2回目の自毛植毛を行うとき、気を付けるポイント
前回の自毛植毛でしっかり移植した髪がきちんと生着し、生えそろうまでにはある程度の期間が必要です。
植毛手術からだいたい半年経つと移植毛の大半が生え始め、1年後にはほとんどすべての毛髪がある程度の長さに生えそろってきます。
自毛植毛のこれらの成果を見極め、どの範囲にどれほどの数をここに移植するのか決めるためにも、前回の手術から少なくとも半年~1年以上の期間を空けましょう。
まとめ
密度を濃くする追加の自毛植毛も高度の技術が必要ですが、過去に受けた自毛植毛のデザイン修正となると、専門的な植毛クリニックでなければお悩みを解消するのは難しいでしょう。
当院は薄毛治療の専門家として、最適だと思われる治療プランを一人ひとりに合わせてご提案しています。ドクター、看護師、カウンセラーが一丸となり、責任をしっかりと持って患者さまのお悩みと向き合います。
他のクリニックでは断られた手術でも、ぜひ一度大阪梅田にある親和クリニック大阪までご相談ください。