薄毛治療を始めている方で、自毛植毛に興味を持つ方は年々増えていっているといいます。それはやはり自毛植毛には他の薄毛治療にはないメリットがあるからだと思われます。
そして自毛植毛に興味を持つ方の特徴として他の薄毛治療で効果が薄かったという経験があります。
例えばドラッグストアに売っている育毛用をうたっているシャンプーは比較的誰でも簡単に入手できます。しかし、それで誰でもふさふさになるというわけではないように思います。そのため大事なのは自分の薄毛タイプを知り、適切な薄毛治療を行うことです。
これは薄毛治療も万能ではないからです。残念ながら、100人中100人が薄毛に悩まなくなると言い切ることはできません。病気の治療薬もサプリメントも人それぞれ効果に違いがあります。医療以外でも、例えば野球のバッティングにしても、基本の方というのはきちんと存在しています。その通りにやったからといって誰でもプロ選手のようにヒットを量産できるわけではないのです。しかも人によってはまったくセオリーとは真逆のことがかえって正解だったというケースもあるのです。(これは非常に稀なことではありますが)
つまり何が言いたいかと言えば、薄毛治療も、自分自身で最適解を求めるのは極めて困難なため、植毛クリニックの医師に相談するのがおすすめだということです。
ここでは基本的な自毛植毛を行う前に知っておきたいことをご説明いたします。
自毛植毛について
自毛植毛は、男性ホルモンの影響を受けづらい後頭部の自分の毛根を移植する手術です。
毛包組織を移植するので、移植した部分は生涯にわたり生え続けます。そして自分自身の髪を移植するので、人工毛とは違い拒絶反応がありません。自毛植毛は1939年に火傷による脱毛部分へ皮膚移植を行ったところから始まっているそうです。それから多くの医師が研究を重ねることで、現在の自毛植毛技術が成り立っています。ひとつひとつの研究の積み重ねの成果であると言えます。「
生着率が高い
自毛植毛は一度植毛した毛がきちんと生着すれば、自分の髪として生え続けます。
当たり前のこととして、通常の髪のように毛周期があり、毛周期の脱毛周期に合わせて抜け落ちたりします。しかし、抜け落ちても毛髪はまたしっかりと生えてきます。そして自毛植毛で移植した毛髪の生着率は高く、親和クリニックでは、およそ95%生着するというデータがあります。ここに男性ホルモンの影響をほとんど受けない後頭部の髪を使っているのでAGAにかかわりなく長く生え続けます。
日本皮膚科学会で勧められる評価
男性型の自毛植毛手術ですが、2017年の男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインで、
フィナステリドやミノキシジルの医薬品の推奨度Aランクに次ぐ、推奨度Bランク(行うよう勧める)を獲得しています。
これは、皮膚科学会の医師が、研究発表や学術データを検証して、薄毛の治療法として評価されている外科手術ということが分かります。
デメリットも理解しましょう
自毛植毛は薄毛治療法の中でも生涯コスト(長期間でのランニングコスト)が低いことで知られています。しかし一回の施術費用だけでみると割高に感じられることもあります。そして施術範囲が広がれば、それに応じて治療費も高くなります。
それから、移植した毛がすべて定着するとは限りません。一部は脱落する可能性があることも知っておくべきでしょう。
また、症例が豊富なクリニックでのデータを参考にされると良いかもしれません。片手間に植毛をやっている医院ではなく、専門的な植毛クリニックでは、自毛植毛手術が豊富にあり、現在の自身の状態に近いケースを見つけられると、具体的な変化が想定できるはずです。
理想の髪型を伝える
植毛クリニックに相談するときは、薄毛への悩み、理想の髪型をカウンセリングの時にしっかりと担当医に伝えましょう。
遠慮してしまうこともあるかもしれませんが、自分の意思をはっきりと伝えることから、満足出来る自毛植毛手術につながります。
ただあくまでも最終的な決定は、医師の意見も反映し決めるべきでしょう。医師はそれまでの経験をもとに可能なこと、不可能なことを客観的に判断することができます。無理なことをやっても良い結果につながるはずはありません。納得できないこと、分からないことはとことん医師に話を聞くことで、安心して自毛植毛手術を受けることができるはずです。
そのため、自毛植毛については親和クリニック大阪院のような植毛クリニックに相談してください。イメージはぼんやりしたものでも構いません。ただこういう髪型にしたいという最終的なイメージを持っていると、診察もスムーズに進みます。