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薄毛に対する男女の意識の違い

薄毛に関する調査は複数のものがありますが、実態を知っても仕方がないという意見がある中でも信頼が寄せられている調査があります。その一つが、「薄毛に関する意識調査」(リクルート)で、男女2063人(男性1431人、女性632人)を対象にして、インターネット調査として実施されています。

薄毛が気になったきっかけ

調査項目を検討するために5万人という規模で事前調査が行われていますが、男性では26.7%、女性では8.0%が薄毛だと回答しています。回答者のうち薄毛を気にしているのは男性で75.5%、女性で94.7%でした。薄毛であるのは男性のほうが圧倒的に多いものの、薄毛を気にしているのは女性のほうに多いということがわかりました。
この調査の初めの質問は、「薄毛に関して、何歳くらいから気になり始めましたか。またそのきっかけを教えてください」というものでした。
気になりだした年齢は男性では平均38.4歳、女性では平均41.8歳でした。きっかけについては、男性では「鏡を見ていたとき」が36.9%、「家族から指摘されて」が13.7%、「自分の写っている写真を見ていたとき」が11.0%、「友人・知人から指摘されて」が10.5%、「抜け毛の量を見たとき」が10.2%でした。
女性では、「鏡を見ていたとき」が31.0%、「家族から指摘されて」が17.1%、「抜け毛の量を見たとき」が15.5%、「自分の写っている写真を見ていたとき」が7.4%、「友人・知人から指摘されて」が5.5%でした。
前年、前々年の調査結果を見てみると、男女ともランキングは同じですが、1位の「鏡を見ていたとき」は過去最多になっています。コロナ禍で家庭にいる時間が増えて鏡を見る機会が増えたこと、オンライン会議や会話が増えたことで画面の中の毛髪が気になるということもあるようです。

薄毛が気になる部位

次の質問は、「あなたが今、薄毛に関して具体的に気になる部位をお聞かせください」で、複数回答となっています。男性と女性で共通するところもあれば異なるところもあります。その共通するところは、男女ともに頭頂部と前頭部です。
男性の気になる部位は「頭頂部」が65.1%、「前頭部」が61.8%、「分け目」が25.0%、「後頭部」が15.9%、「全体的に」が14.0%、「側頭部」が7.3%でした。これに対して女性では、「分け目」が66.7%、「頭頂部」が65.0%、「前頭部」が42.5%、「全体的に」が27.7%、「側頭部」が17.1%、「後頭部」が7.3%でした。
男性の場合には、全体的に薄くなってくるということよりも、部分的に薄くなってくることが多いのに対して、女性の場合には全体的に薄くなってきて、それが目立つのが分け目だということです。決定的な薄毛対策である自毛植毛は部分的に薄くなってきた場合に特に有効であるので、男性の関心が高くなっています。

薄毛対策にかける費用

薄毛対策には当然、それなりの金額がかかります。本来なら年齢を重ねて、薄毛が進んでいくほど金額が増えそうな印象がありますが、どうもそうでもないということが調査結果から見えてきます。
「薄毛対策として、現在月にいくらくらいかかっていますか。また、月にいくらくらいかけてもよいですか」との質問をしていますが、男性では「薄毛対策にかけている金額」は4,596円で、前々年(3,938円)、前年(3,857円)よりも増えています。「薄毛対策にかけてもよい金額」は5,379円で、こちらも前々年(4,747円)、前年(4,815円)と比較すると増えています。
女性では「薄毛対策にかけている金額」は3,516円で、前々年(2,761円)、前年(3,294円)よりも増えています。「薄毛対策にかけてもよい金額」は4,025円で、前々年(3,524円)よりは増えたものの、前年(4,172円)と比較すると少し減っています。
年代別では、男性は「薄毛対策にかけている金額」も「薄毛対策にかけてもよい金額」も20代が最も多くなっていて、年齢が上がると減少する傾向があります。女性は20代、30代は、それよりも高い年代に比べて「薄毛対策にかけている金額」と「薄毛対策にかけてもよい金額」が多い傾向があります。
これは薄毛の実態を受け入れて、あまり対策に力を注がないようになってくるということで、手に負えない薄毛になったときには、通常のケアではなくて他の方法を考えるということかもしれません。その方法として注目されているのが自毛植毛手術です。

薄毛対策の情報源

薄毛対策の情報源(複数回答)としては、調査方法がインターネット調査であったことも関係するのか「インターネット検索」が男女ともに一番でした(男性55.7%、女性52.8%)でした。「テレビ・ラジオのCM」、「テレビ・ラジオの番組」と続きますが、女性では「美容師・理容師に相談する」が21.7%と多いのに比べて、男性では9.4%と、プロへの相談は少ないのが特徴となっています。
AGAや自毛植毛行う専門クリニックでは、薄毛の相談は専門医師にするように呼び掛けているようですが、今のところそのメッセージが浸透しているとは言えない状況です。

薄毛に関する意識調査
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20211007_beauty_01.pdf