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植毛 大阪 親和クリニック 自毛植毛コラム 【公式】

頭髪ハラスメントの実態調査その2

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人は周囲の風潮の流されやすく、中でもメディアで流される「髪いじり」には強い影響を受けています。それは頭髪ハラスメントを助長させることにもなっています。

国籍はもちろん容姿や性別について、ハラスメントと思われる事柄はメディア側で自主規制される傾向にあります。しかし、薄毛については、他の要素と比べその規制が弱いような感じもします。

薄毛の解決策として、自毛植毛手術を親和クリニックでは行っていますが、前回に引き続き頭髪ハラスメントについての調査を紹介したいと思います。

髪ハラ被害のメディアの影響

日本パブリックリレーションズ研究所が実施した頭髪ハラスメントの調査では、メディアの影響についても明らかにしています。この調査は30〜60代の全国(47都道府県)の2万人(男性1万24人、女性9976人)を対象にしたインターネット調査で、前回に続いて、その影響について見ていくことにします。
この調査項目の初めの質問は、メディアでの髪ハラ視聴状況で、「テレビ番組やネットメディアなどで、薄毛をネタにする内容を見聞きしたことはありますか」と聞いています。有効回答数は1万1933人で、あるは7213人(60.4%)、ないは4720人(39.6%)でした。
次は、メディアでの髪ハラをネタにした印象についてで、テレビ番組やネットメディアで薄毛をネタにする内容を見聞きした人(7213人)に、「周囲の人と面白おかしく会話したことがありますか」と聞いています。一度もないは3119人(43.2%)、過去あるは4094人(56.8%)でした(よくある167人、時々ある688人、たまにある1651人、最近はないが以前にはある1588人)。

自分でネタをすることには寛容

メディアでの髪ハラをネタにした印象について、テレビ番組やネットメディアで薄毛をネタにする内容を見聞きした人(7213人)に、「薄毛の人が自分でネタにしている内容を見たときの気持ちについて、AとBのどちらにあてはまりますか」と聞いています(A:自分でネタにしているなら問題がない、B:自分でネタにしていても避けるべきだ)。Aに近いは4433人(61.5%)、Bに近いは2780人(38.5%)でした(Aに近い1367人、Aにやや近い3066人、Bにやや近いは1915人、Bに近いは865人)。
続いて、テレビ番組やネットメディアで薄毛をネタにする内容を見聞きした人(7213人)に、「テレビ番組やネットメディアなどで、薄毛をネタにした内容を放送することについて、AとBのどちらにあてはまりますか」と聞いています(A:自分でネタにしているなら問題がない、B:自分でネタにしていても避けるべきだ)。Aに近いは3690人(51.2%)、Bに近いは3523人(48.8%)でした(Aに近い575人、Aにやや近い3115人、Bにやや近いは2543人、Bに近いは980人)。

この質問に対して、問題無いとしている方が半数以上いるという見方もできますが、自虐的なことばであっても半数近くが不快に感じているのは、無視できないデータではないかと思います。

髪ハラ加害者は身近な人が多い

頭髪ハラスメントの二次調査は薄毛で悩む人の中で直接被害の経験者から200人(男性148人、女性52人)を無作為抽出して実施されました。年齢は30〜40代が105人、50〜60代が95人。
二次調査の初めの質問は髪ハラを受けた相手で、「誰から話題にされたり、からかわれたり、ネタにされたりしましたか。あてはまるものをすべてお答えください」と聞いています(複数回答)。家族(配偶者)69人、家族(配偶者以外)49人、親戚12人、交際相手・恋人・好意を寄せている人7人、友人47人、職場の同僚・部下31人、職場の上司・先輩33人、仕事の関係者(取引先やお客さんなど)9人でした。

やはりこういった内容を話題にするのは、遠い他人ではなく身近な親族や友人であり、それだけにダメージが大きいのだということが分かります。話題にする方は、深い意識があるわけではないのかもしれません。しかし、それだけに配慮の無い言葉をかけるのではないでしょうか。

故意でなければ良い、悪気が無ければ良いという正確なものではなくある意味意識していない状況の方が質が悪いと言えるように感じます。

自分のこととなると不快

髪ハラの認識として、「薄毛について、自分がいるところで話題にされたり、そのことを話題にしたり、からかったり、ネタにしたときの状況や気持ちについて、AとBのどちらにあてはまりますか」と聞いています(A:楽しい気分になる、B:不快な気分になる)。Aに近いは62人(31.0%)、Bに近いは138人(69.0%)でした(Aに近い10人、Aにやや近い52人、Bにやや近いは84人、Bに近いは54人)。
男女の違いを見ると、男性はAに近い7人、Aにやや近い42人、Bにやや近いは66人、Bに近いは33人でした。女性はAに近い3人、Aにやや近い10人、Bにやや近いは18人、Bに近いは21人と、男性は不快な気分になる人は多いものの、全体の割合に変わりはないようです。

不快を感じても隠す人が多い

髪ハラに対する反応として、「薄毛について、自分がいるところで話題にされたり、からかわれたり、ネタにされたりしたときに、どのような対応をすることが多いですか。あてはまるものをすべてお答えください」と聞いています。
不快感を示すは62人、不快感を隠すは96人、不快感はないは58人、あてはまるものはないは16人でした(あからさまに不快感を示す16人、それとなく不快感を示す46人、不快感を隠しネタにして盛り上げる32人、不快感はなく普段通り会話をする31人、不快感はなくネタにして盛り上げる27人)。不快感を隠す人が明らかに多いことがわかります。

ストレスと自信を持てなくなった人が多い

髪ハラ経験による影響として、「薄毛について、話題にされたり、からかわれたり、ネタにされたりすることで、日常生活や仕事、家族関係、恋愛などに影響したことがありますか。あてはまるものをすべてお答えください」と聞いています(複数回答)。
人間関係が悪化した12人、ストレスが溜まるようになった55人、体調を崩すようになった11人、自分に自信が持てなくなった46人、口論・トラブル・ケンカなどになった6人、上記以上の悪い影響があった4人、良い影響があった4人、特に影響はない107人という結果でした。200人のうち良くない結果があったのは半数以下ですが、その中でもストレスが溜まるようになった人と自分に自信が持てなくなった人が多いことがわかります。

このような結果を改めて見せられると、自毛植毛手術で薄毛の悩みを改善することの価値が分かります。自分の感情を伝えることで、周りを変えるのも方法ですが、植毛手術で薄毛が改善されれば、持たなくて良いストレスを感じることがなくなります。これは大きな成果なのではないでしょうか。

薄毛に関わる頭髪ハラスメント
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000078936.html