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薄毛に関する意識調査2022(その3)

薄毛と、そのケアに関する意識調査で最大とされているのがリクルート(ホットペッパービューティーアカデミー)のインターネット調査です。これまで2回にわたって調査結果を紹介しましたが、今回は薄毛が気になる部位と、薄毛対策の抵抗感についての結果を紹介します。

気になる部位のケアへの関心度

手軽なケア方法なら抵抗感なく試せても、手間がかかる、かかる費用が高い方法には抵抗感が高いというのが通常の反応です。しかし、手軽に始められる薄毛対策は効果が出にくいのは周知の事実で、中でもAGA治療の検討が必要な人にとっては効果があれば費用が大きなハードルではないということがわかってくるアンケート調査も実施されています。
踏み切るのに決断が必要とされる自毛植毛についても、「踏み切ってよかった」と強く感じさせることがわかる調査結果といえます。それが決定的な薄毛対策である自毛植毛の優れたところといえます。
この調査は2022年7月に実施されたもので、対象者は「現在薄毛である&薄毛を気にしている」全国の20〜69歳の男女です。これに先立って50,000人のスクリーニングが実施されていて、人口動態に基づいて性別と年代を割り振りするという本格的な調査手法となっています。本調査の対象者は2,066人と、サンプル数としては最大のアンケート調査となっています。

薄毛が気になる部位

薄毛が気になる部位(複数回答)としては、男性は前頂部(66.0%)、前頭部(57.6%)、分け目(26.1%)、全体的に(18.3%)、後頭部(16.8%)、側頭部(8.0%)の順でした。
女性は分け目が一番多くて68.0%でしたが、それに続くのが、前頭部(44.9%)、全体的に(24.0%)、後頭部(17.1%)、側頭部(14.1%)と、部分的に薄毛になることが多い男性に比べて、女性は全体的に薄くなってきて目立つ分け目のほうが気になっていることがわかります。

最も薄毛が気になる部位

薄毛が気になる部位の中でも最も気になっている部位についても聞いています。
男性では前頂部(42.6%)、前頭部(32.4%)、全体的に(11.9%)、後頭部(6.3%)、分け目(5.6%)、側頭部(1.3%)の順で、やはり部分的な薄毛が気になっていることがわかります。
女性では前頂部が30.6%と分け目の29.5%をわずかに上回っています。それに続くのは前頭部(20.0%)、全体的に(13.3%)、後頭部(4.4%)、側頭部(1.9%)の順です。
この調査項目(最も薄毛が気になっている部位)は1つだけを選ぶ方式なので、複数回答の気になる部位とは数字では比較できないのですが、順位だけを見ても、最も気になるのは薄毛が目立つ部位だということがわかります。
そこは自毛植毛で根本的に改善できる部位とも重なっています。

薄毛が気になりだした年齢

「薄毛に関して、あなたは何歳くらいから気になり始めましたか」と、具体的な年齢を聞いて、回答を年代ごとにまとめて発表しています。
男性は10代以下が2.8%、20代前半が9.2%、20代後半が11.7%、30代前半が15.1%、30代後半が13.1%、40代前半が15.7%、40代後半が10.9%、50代前半が10.2%、50代後半が5.4%、60代前半が3.7%、60代後半が2.1%となっています。
平均年齢は37.9歳で、30代前半から40代前半で気になりだすことが多くなっています。
それに対して女性は、10代以下が6.2%、20代前半が5.6%、20代後半が6.5%、30代前半が9.2%、30代後半が11.5%、40代前半が14.3%、40代後半が11.9%、50代前半が16.7%、50代後半が10.5%、60代前半が6.2%、60代後半が1.4%で、平均年齢は41.1歳でした。
他の調査と同じように、女性は男性よりも10年ほど遅いという結果となっています。

薄毛対策の抵抗感

「病院や専門クリニックで行う薄毛対策のうち抵抗感がないもの」と逆に「抵抗感があるもの」について選択項目をあげて聞いています。
全体的には薬用シャンプー、頭皮マッサージ、外用薬の塗布、内用薬の服用に続いて、植毛、増毛があげられ、印象として多いことが予測されたカツラ・ウィッグを上回っていました。
抵抗感がある薄毛対策については男性の結果を見てみると、全体用カツラが66.7%、部分用カツラが61.1%でした。植毛は50.8%、増毛は50.7%と、抵抗感はあるもののカツラよりも抵抗感がないことがわかる結果でした。
AGA治療法として、有効な薄毛治療のひとつである自毛植毛の特徴が理解されれば、さらに抵抗感は弱くなり、実感してもらえる方が増えることがわかる結果といえます。

薄毛に関する意識調査2022
https://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2022/10/data_usuge_20221013.pdf