薄毛対策、薄毛治療として初めに取り組むものといえば、育毛剤があげられます。手軽に始められ、続けやすくて、さらに効果があれば最もよいのですが、育毛剤に対して使っている人は、どんな気持ちなのか、そこは薄毛対策を考えるときには気になることです。
特に気になるのは、薄毛の大きな原因となっている毛髪と頭皮の状態と育毛剤の関係で、育毛剤というと男性が多く使用するものという印象があるかもしれませんが、女性の使用も増えています。
髪と頭皮の悩みと養毛剤
女性を対象とした調査は少なかったのですが、それに関する調査がレッドビジョンによって実施されました。女性はAGAが薄毛の原因であることが少ないためAGA治療薬は活躍することはすくないものの、有効な薄毛治療のひとつである自毛植毛は女性の注目度も高まり、実際に選択している女性も増えてきています。
今回実施された調査は『髪と頭皮の悩みと育毛剤』で、全国の女性550人を対象としています。
薄毛と抜け毛は悩みのトップ
初めの質問は、「髪&頭皮に関して、現在の悩みは何ですか?」で、複数の選択肢の中から複数のものを選択できる複数回答となっています。
悩みは年代によって違うのは当然のことで、20代では「薄毛」が、30代では「抜け毛」が、40代では「抜け毛」と「パサつき」が、50代では「パサつき」が、60代では「ボリュームが減った」が目立つ結果となっています。
薄毛や抜け毛ということでは、20代、30代が自毛植毛の対象者となりそうですが、数でいうと抜け毛は40代、50代のほうが多いので、この年代が大きな育毛剤の対象ゾーンとなりそうです。
育毛剤の使い始めのタイミング
育毛剤を使い始めるタイミングは、薄毛が気になる年代ということで、40代以降かと思われるところですが、実際のところを調査結果から見てみると、もっと早い年代となっていました。
次の質問は、「育毛剤を使用し始めたのは何歳ですか?」で、年代別に見ると20代が15.4%(79人)、30代が27.5%(141人)、40代が26.5%(136人)、50代が19.9%(102人)、60代が10.7%(55人)となっていました。一番多いのは30代ですが、40代との差は非常に少なくて、30代、40代が使用のタイミングといえます。
ただ、20代も15.4%と早めの年齢から育毛剤を使っている層は着実にいて、女性は薄毛が気になってきた段階で、早めに育毛剤を使うようになっていることがわかります。ネットやメディアでの情報収集は若い世代ほど盛んで、この世代は育毛剤から、より効果がある薄毛対策に関心が移っていく層ともいえます。
早めの対策で薄毛と抜け毛を予防する
育毛剤を使う理由は、年代によって異なっています。はっきりとした年代の区別はないかもしれませんが、使用のきっかけを見てみると、毛髪の悩みの変化が見えてきます。
最後の質問は、「育毛剤を使用し始めたきっかけを教えてください」(複数回答)で、選択肢は「髪の健康を保つため」「薄毛、抜け毛の予防として使用し始めた」「髪にハリ、コシが無くなってきたから」「フケ、かゆみが気になり始めたから」「薄毛、抜け毛が気になり始めたから」の5つです。
「髪の健康を保つため」は20代が12.1%、30代が18.6%、40代が21.4%、50代が22.9%、60%が25.0%と、意識に関わる理由は年齢が進むにつれて毛髪の状態が低下してくる傾向はあっても、年代でそれほど大きな差はないようです。
「薄毛、抜け毛の予防として使用し始めた」は20代が16.6%、30代が17.1%、40代が22.3%、50代が23.8%、60%が20.2%と、これも年齢が進むにつれて数が増えています。
「髪にハリ、コシが無くなってきたから」は20代が18.8%、30代が18.2%、40代が17.7%、50代が22.1%、60%が23.2%と、若い世代では髪のハリとコシがきっかけという人は他の理由に比べて増えています。
最も注目すべきは「フケ、かゆみが気になり始めたから」という理由で、20代が37.0%、30代が25.9%、40代が18.5%、50代が12.0%、60%が6.5%と、頭皮のトラブルが引き金になって育毛剤を使い始めた人は若い年代に多いことがわかります。
「薄毛、抜け毛が気になり始めたから」は20代が11.1%、30代が15.8%、40代が21.5%、50代が28.2%、60%が23.5%と、薄毛が気になってから始めるのでは遅いという印象があります。
育毛対策はフケ、かゆみという軽い気づきがあったときに始めるべきですが、それと同時に薄毛対策を始めるタイミングにもなっています。薄毛や抜け毛が始まってから対策を始めたのでは手遅れにもなりかねないわけですが、その心配も今では無用になるかもしれません。
というのは、今では画期的な薄毛対策である自毛植毛があり、元気な毛髪を移植するということで、全体的な薄毛の状態とは関係なく対応できるというメリットがあるからです。
髪と頭皮の悩みと育毛剤
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000119.000035369.html