薄毛は心理的なプレッシャーが強まるだけでなく、社会的な行動にも影響を与えています。
そのことに関する調査や研究は、これまでにも行われてきましたが、出産後の女性の薄毛の実態と、女性の活動についての調査が実施され、注目を集めています。
その調査は、産後の抜け毛と薄毛を経験した女性900人を対象にしてピクシーダストテクノロジーが実施した「産後抜け毛に悩むママの実態調査」で、3歳未満の子どもと同居している女性を対象にしてインターネット調査が行われました。
産後抜け毛に悩むママの実態調査
復帰意欲が高い女性ほど産後の抜け毛が活躍の障壁になっていると考えることが多く、薄毛対策の重要性を強く感じていることがわかります。
薄毛対策は手軽なものから決定的な効果があるものまで、さまざまですが、女性の薄毛の中でも産後の薄毛は、AGA対策とは大きく異なることから、通常の方法では通じにくくなっている実態があります。
真剣に薄毛対策を考え、情報検索を行うことで自毛植毛の効果が理解できるようになることが期待されます。
薄毛に悩んでいても何もできていない実態
初めに「あなたは産後の抜け毛について悩んだことはありますか」と基本的な質問をしていますが、81.6%が「ある」(悩んでいる/悩んでいたことがある)と回答しています。これほど多いだけに対策をしている人は多いだろうと、次の「産後の抜け毛・薄毛について、どのような対策を取りましたか」との質問には期待をもって結果を見てみました。
ところが、「何もしなかった/できなかった」との回答が70.1%にもなっていて、抜け毛・薄毛であっても対策をしていない女性は多いことがわかります。
悩みの状態によって対策への取り組み方が違ってくるのは当然のことで、「産後の抜け毛・薄毛に気づいたときに不安な気持ちになりましたか」との質問をしていますが、それに対して70.6%が「不安になった」と回答しています。
産後の抜け毛・薄毛について不安になった理由について、複数回答で質問がされています。その割合は、「いつまで続くか分からないから」が54.2%、「見た目への影響が気になるから」が41.7%、「どうケアしたらいいか分からないから」が37.8%、「初めてのことだから」が27.1%、「ケアする時間や余裕がないから」が23.6%となっていました。
まだ少ない専門家への相談
抜け毛や薄毛の悩みは知人などには相談しにくいことであり、その実態について「産後の抜け毛・薄毛について誰に相談しましたか」と質問(複数回答)していますが、26.8%が「誰にも相談していない/できなかった」と回答しています。
相談をした人では、「配偶者・パートナー」が51.4%、「配偶者・パートナー以外の家族」が23.2%で家族が多いことがわかります。それ以外では「ママ友」が19.8%、「過去、同じような産後抜け毛・薄毛を経験した知人や友人」が6.9%で、専門家に相談したのは「専門家(抜け毛・薄毛外来の医療機関など)」が3.4%、「専門家(美容院、美容師など)」が11.1%となっていました。
専門家のアドバイスへの期待
薄毛対策として何をしたいと考えているのかを知るために、「産後の抜け毛・薄毛に関する以下のそれぞれの項目について、ご自身の考え方に当てはまるものをお選びください」と複数回答で投げかけています。
その結果、「お家で手軽にケアできる方法を知りたい」が73.1%、「産後抜け毛・薄毛についてもっと周囲に理解してほしい」が66.4%、「配偶者・パートナーに産後抜け毛・薄毛で悩んでいるママに寄り添ってほしい」が65.4%、「産後の抜け毛・薄毛について医師や美容師など専門家のアドバイスが必要」が50.7%、「産後の抜け毛・薄毛は女性活躍の障壁になっている」が33.1%で、当てはまることがないというのは17.2%でした。
薄毛は社会障壁という意識
最後の質問は社会復帰についてで、「現在同居している3歳未満のお子様を出産後に『すぐに働きたい/社会復帰したい』と思いましたか」との質問に対して、「思った」との回答は30.9%でした。
その回答者(278人)に「産後の抜け毛・薄毛は女性活躍の障壁になっていると思いますか」と聞いていますが、そのうち「そう思う」との回答は424%になっていました。
産後の薄毛は社会復帰を目指す女性には大きな問題であって、よりよい解決法を求めている女性が多いことがわかります。そして、その解決法として有効な薄毛対策のひとつである自毛植毛の重要性がわかるような結果でした。
産後抜け毛に悩むママの実態調査
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