ここ数年のサウナブームは今や空前のブームと呼ばれるようになっていますが、サウナの健康効果が言われる中、不安を感じながら続けている人も多いと言われています。その不安というのは抜け毛や薄毛の原因になるのではないか、ということです。
サウナは毛髪によくないのか
薄毛が進むことを心配して、行きたいけれど、どうしようかと考えている人に朗報として伝えられているのはサウナハットです。サウナハットはサウナの室内でかぶる帽子で、のぼせの防止、頭皮や毛髪のダメージの軽減といったメリットがあります。
薄毛治療のAGA治療を考えている人だけでなく、有効な薄毛対策のひとつである自毛植毛を検討している人にとってもサウナハットの使用は気になるところです。
AGA疾患管理アプリのHIXを運営する薄毛対策ラボが、20代から70代の男性59名にサウナハットについての質問をして、その結果を発表しています。
サウナの利用は若い世代に多い
初めの質問は「サウナに行く頻度はどのくらいですか?」で、「1か月に1回程度」が40.7%、「1か月に数回程度」が25.4%、「1週間に3回程度」が8.5%、「ほぼ行かない」が10.2%、「行かない」が6.8%、「年1回程度」が5.1%と、多くの人がサウナを利用していることがわかります。
サウナといえば以前は中高年の楽しみという傾向もありましたが、若い人ほど回数が多く、「ほぼ行かない」と「行かない」という回答は20代、30代は少ないという結果でした。
回数が多いほど使用率が高い
サウナ好きは、どれくらいサウナハットを使っているのかということを知るために、「現在、サウナハットを使用していますか?」との質問をしています。
「使用している」のは3.5%だけで、「使用しようか迷っている」が17.8%、そして「使用していない」が76.9%の割合でした。
サウナの薄毛への影響を気にしていながらも、何もしていない、タオルを巻くことで済ませているという人が多いことがわかります。
薄毛対策ラボによると、サウナに行く回数が多いほどサウナハットの使用率が高く、「1か月に数回程度」「1週間に3回程度」の人はサウナハットの使用率は9.5%とのことで、「使用している」の3.5%の3倍ほどになっていました。
年齢別では40代、50代の使用率が高くなっていて、若い人の使用率は低くなっていますが、20代、30代の36.4%が使ってみたいと考えていて、頭皮や毛髪への影響を気にしているようです。
毛髪へのダメージの原因
サウナハットを使用している人に対して、「サウナハットを購入した目的を教えてください」と聞いていますが、その回答で最も多いのは「薄毛・抜け毛予防」の39.5%、これに次ぐのが「熱・乾燥による髪へのダメージを防ぐ」の31.6%で、案の定の結果でした。このほかは「のぼせ防止」が21.1%、「ファッションとして気に入っているから」が2.6%、「周りが使っているから」が2.6%といった結果でした。
毛髪の成分のケラチンは高熱に弱く、80℃を超えるとキューティクルがはがれやすくなります。サウナの温度は80〜100℃にもなるだけに、サウナの回数、時間が増えるほど毛髪も頭皮もダメージを受けることになります。
それだけに、空前のサウナブームは薄毛を増やすことになり、その結果として決定的な薄毛対策の自毛植毛の関心が高まることは当然の傾向と言えそうです。
SNSは薄毛情報の発信源?
サウナは全身の血行をよくすることが知られていますが、薄毛は頭皮の血流の低下が大きな原因であると指摘されているので、適度な温度での刺激は効果が期待されます。そのことがわかれば、サウナハットを使用してサウナを楽しむ人も増えるはずです。
最後の質問は「サウナハットを選ぶときに参考にしたものについて教えてください」で、どこで情報を得ているかがわかると、その情報源の中での薄毛対策の情報も気になってきます。
最も多かったのは「SNS」と「You Tube」で、ともに21.6%となっていました。それに続くのは「ECサイト」の10.8%、「個人ブログ」の8.1%、「比較・ランキングサイト」の8.1%と、これも同率でした。さらに「雑誌」の5.4%、「テレビ・ラジオ」の5.4%と、こちらも同率です。
サウナハットの薄毛対策への効果が伝われば、それだけ薄毛対策の全体的な関心も高まり、さらに決定的な薄毛対策への関心も高まるということで、SNSなどの情報に注目したいものです。
サウナハットで薄毛予防
https://www.hix-selfcheck.com/lab/2023/06/02/sauna-hat/