定番とされる方法であっても、自分に合っていなければ努力が報われないというのは、どの世界においても当然のことと言えます。せっかくの薄毛対策の努力が、無駄な努力とならないようにするためには、まずは多くの人が取り組んでいる薄毛対策について知っておくことが大切になります。

薄毛対策に関する調査

これまでの薄毛対策のアンケート調査というと、マッサージや育毛剤で対策をしている人が多かったのですが、ＡＧＡ治療が上位に入っていて、実態に即しているのではないかと期待される調査結果が発表されました。
これを見ると、増毛、植毛も行っている人が増えていて、有効な対策のひとつである自毛植毛についても関心度が高まっていることが見えてくる結果です。
その調査を行ったのはウテナで、２０代から６０代の現在薄毛を気にしている男性５９０名を対象にしたインターネット調査で、その結果を「薄毛対策に関する調査」として発表しました。
内訳は、２０代が１０７名、３０代が１２１名、４０代が１２１名、５０代が１２０名、６０代が１２１名とバランスが取れた調査対象となっています。それだけに結果への期待感は高まります。

手軽な薄毛対策だけではない

初めに薄毛を気にしている人に「現在行っている薄毛対策」を聞いています。
その結果は、「育毛」（市販の育毛剤など）が４０.３％、「薄毛を隠すようにヘアスタイリング」が１９.０％、「ＡＧＡ治療」が１８.８％、「ボリュームアップスタイリング料」（増毛スプレーや粉など）が１５.１％、「増毛」（自分の髪に人工毛を結びつける）が８.３％、「植毛」（頭皮に毛髪を植え込む）が４.９％、「かつら・ウィッグ」が３.７％、「その他」が３.６％の順でした。
薄毛を気にしているのに、「何もアクションをしていない」のは３５.６％にもなっていました。これは薄毛対策の効果が、よくわかっていないことを表す結果といえます。それだけに薄毛対策について、もっと知ることが大切となってきます。

やってみたいが踏み出せない薄毛対策

次の質問は「やってみたいが踏み出せていない薄毛対策」で、一番やってみたいものを一つだけ回答するように求めています。
最も多かったのは「ＡＧＡ治療」の４７.５％で、次いで「ボリュームアップスタイリング料」（増毛スプレーや粉など）の１５.９％、「植毛」（頭皮に毛髪を植え込む）の１３.７％、「増毛」（自分の髪に人工毛を結びつける）の９.３％、「かつら・ウィッグ」が４.６％、「その他」の９.０％の順でした。
やってみたいものの踏み出せていない理由（複数回答）についても聞いていますが、「お金」の７５.４％、「時間」の３３.２％、「手間」の２７.６％と、やはり金銭的な問題が大きいことがわかります。
しかし、ＡＧＡ治療がトップになり、植毛が増毛よりも上位となり、実際に行っている育毛が上がってこなかったことを見ると、効果がある方法を求めていることがわかります。自毛植毛についても実際の有効性が理解できれば、もっと活用する人が増えてくることがわかるという結果といえます。

ボリュームアップスタイリングの不安なところ

ボリュームアップスタイリング料に多く使われるのはボリュームアップスプレーですが、これは黒い微粉末を毛髪に付着させることで、それぞれの毛髪を太く見せるものです。
今回の調査結果では、ボリュームアップスプレーの使用率は２０代では３３.６％、３０代では２０.２％となっていました。これまでは年齢が高い人のものというイメージがありましたが、案外と若い世代に人気が高いことがわかります。
そのボリュームアップスプレーに抵抗を感じる理由（複数回答）についても聞いていますが、「不自然にならないか不安」が３８.０％、「費用が高そう」が３７.１％、「汚れないか不安」が３３.９％となっていました。
見た目を変えるものであるだけに、毎日のケアが必要になり、自毛植毛のように長く効果が続くというものではないところが難点といえます。

薄毛対策の関する調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000194.000018106.html