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植毛 大阪 親和クリニック 自毛植毛コラム 【公式】

薄毛の悩みはコロナ禍で変化した

新型コロナウイルスの感染拡大は、いろいろな人に、いろいろな部分に大きな影響を与え続けています。

実際の状況として、9月には全国の新規感染者数が連続して2000人を下回り、東京でも300人を下回る日が続きました。千葉や埼玉など首都圏でも感染が減少していました。そして、全国の重症者数が1カ月半ぶりに1000人以下になりました

しかし、数字的な減速とはべつに大きな影響を与えつづけることが様々あります。
その一つに毛髪への影響があります。

コロナ禍における毛髪への影響について調査した初めての結果が発表されました。調査したのはファングロウスで、どれだけ生活環境が変化したのか、それが毛髪に影響したのかを明らかにしています。

コロナ禍の影響は男女で大きな違い

調査は797人を対象としたアンケートで、調査に1年以上をかけています。というのは、毛髪ケアのサロンに来店した本当に悩みを抱えている人を対象としたからで、その割合は男性では10代が31人、20代が301人、30代が177人、40代が37人、50代が17人、60代が5人となっています。女性では10代が7人、20代が41人、30代が68人、40代が77人、50代が29人、60代が7人の割合です。
このうち「コロナ禍において『生活が変わった』と感じている男女の比率」は、男性で88.2%、女性で61.6%でした。
コロナ禍は肉体的にも精神的にも影響を与えているわけですが、ここでは「コロナの影響で肉体的に忙しくなったと感じている男女の比率」を調べています。その結果、男性では「忙しくなった」が16.0%、「変わらない」が44.9%、「楽になった」が39.1%であったのに対して、女性では「忙しくなった」が65.9%、「変わらない」が26.2%、「楽になった」が7.9%となっています。女性はコロナ禍によって家庭に家族がいる時間が増えたことで負担が大きくなっていることが大きく影響していて、それが負担を増やしていることが、この結果からもわかります。
この差はストレスにも影響を与えます。「コロナ禍でストレスを感じている男女の比率」は、男性では「ストレスが増えた」が44.9%、「変わらない」が19.7%、「楽になった」が35.4%に対して、女性では「ストレスが増えた」が75.1%、「変わらない」が7.0%、「楽になった」が19.7%と圧倒的に女性のほうがストレスが多くなっています。忙しさとストレスには関係性があるという結果です。
「今後どのように薄毛を改善していきたいか」を聞いていますが、男性について見てみると「時間をかけて生やしたい」が最も多く、次いで「今より生やしたい」、「目立たないようになれば良い」が拮抗していて、「将来的に予防したい」と続き、最後が「即座に戻したい」の順でした。
これは毛髪ケアに通っている人を対象にしたアンケート結果ということで、自毛植毛のような画期的な方法とは違っていることが関係しています。実際には薄毛に悩みを抱えている人は、できることから根本的な解決法によって、すぐに変化を実感したいという思いが強いからです。

薄毛を気にする若年層が増えた

新型コロナウイルスの感染拡大で、薄毛を気にする人が増えてきましたが、中でも若い人の増加が目立っているようです。
「コロナによって薄毛を気にする若年層が増えた原因は?」との質問は、もともと若者が多く通っている施設でのアンケート実施ということもありますが、コロナ禍で薄毛に悩む人は20代、30代で増えていることも関係しています。
これは筆記による回答ですが、薄毛が増えていることに加えて、テレワークのリモート会議で画面に映る自分の姿が増えたこと、どのように周りから見られているのかを気にして鏡を見る機会が増えたことが大きく影響しています。そのことから特に気になるのは、正面から見た生え際やボリューム感という男性が多くなっています。
リモート会議は自宅からの参加ではマスクをする必要はないわけですが、それ以外の機会では外出することになり、マスクの着用が当然のこととなっています。マスクをすると他人の目線が顔の上半分に向かうことになり、毛髪の状態が目立ってしまうということが薄毛を必要以上に気にする原因ともなっています。
これは、当クリニックの音田院長がNHKニュースにて取材されました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200909/k10012608601000.html

さて、このアンケート調査では、「コロナが関係して薄毛になる原因」を解説しています。これは今後の対応に参考になることから、ポイントを紹介させてもらいます。

*偏った栄養の食事

コロナ禍で外出が自由にできず、デリバリー、テイクアウト、コンビニ利用が多くなることで簡単な食事で済ます人が増えています。また、収入が減少した人も多く、食事の回数を減らしたり、栄養のバランスを考えない食事になったり、これが毛髪に根本的に影響を与える結果となっています。
髪は、健康的なバランスの良い食事を心がければ、特別なことをしなくても十分な栄養素が補給できます。しかし、無理なダイエットのようなバランスの崩れや栄養補給が不十分になるとたちまちその影響を受けてしまいます。

*生活習慣の乱れ・睡眠不足

テレワークの普及や休業・休校などで睡眠時間に乱れを生じる人は若者層に多く、自宅にいる時間にはスマホやパソコン、ゲームなどの時間が増えたことで睡眠不足になり、これが毛髪の成長にも影響を与えています。睡眠不足は血液循環や自律神経、ホルモン分泌に悪影響を与えることになります。

また、睡眠のタイミングの乱れもホルモン分泌に悪影響を及ぼします。本来寝ている時間に起きていてしまったり、起きる時間に寝ていたりすると体内時計が狂い、安定した成長ホルモンの分泌を妨げうん。

*運動不足

外出の機会が減り、運動不足のために全身の血流が悪くなり、これが頭皮の血流にも影響を与え、毛髪の成長にも影響を与えています。運動することでストレスを発散することもでき、一石二鳥の役割があるのですが、身体を動かさないとストレスを生成してしまいます。

*ストレス解消できない

外出する機会が減り、ストレスを解消する機会も減って、自律神経の乱れから睡眠不足、健康不良となり、これが抜け毛、薄毛の原因となっています。

*洗髪の回数の減少

自宅で過ごす時間が増えて外出の機会が減ったことで入浴やシャワーの回数が減り、洗髪の回数が減った人が多くなっています。洗髪しないことで毛穴に汚れが詰まって、毛髪の成長に影響が出る結果となっています。

また、過度な洗髪も髪にとってはマイナスの要素になります。先程のケースとは逆ですが、自宅にいるため、ストレスを軽減させるため、何度もお風呂に入ってしまい、必要以上に洗髪して、髪の油分を取り過ぎてしまう方もいらっしゃいます。髪の油分が多いと前述のように毛穴の汚れの遠因となってしまいますが、少なすぎると髪のバリア機能を弱めてしまいます。

清潔で油分を除去しすぎない、バランスの良い洗髪が大切になります。

コロナ禍における生活環境の変化
https://www.sankeibiz.jp/business/news/210811/prl2108111023033-n1.htm