新型コロナウイルスのワクチン接種で多くの国民が戸惑っています。それはなぜでしょうか。「ワクチン接種は人により重篤な症状もあるが確率的にとても低い。接種のメリットのほうが遥かに上回る。だからよく考えて自己責任で接種の判断を」というのが政府並びに厚生労働省からのメッセージだと捉えられます。
実はこの文章を見て医療関係者と国民の間で大きな誤解が生じているというのです。医療関係者は医療行為にリスク0はあり得ないということは誰もが分かっているので、政府のワクチンに対するメッセージに疑問を持つ方は少ないかもしれません。しかし国民は違います。全員がそうではありませんが「ワクチンは安全か安全じゃないのかはっきりしてほしい」という声がマスメディアを通して漏れ伝わってきます。
ここで何が言いたいかというと、医療行為に完全なものはないということです。これは同じ医療行為である自毛植毛も同様です。自毛植毛には当然リスクがあります。ただ自毛植毛に限らず、日々服用する薬、麻酔、手術、すべてにリスクは存在するということは知って頂きたいと思います。インフルエンザの予防接種も極めて稀ですが重篤な副作用(ギランバレー症候群は0.00015%)が報告されています。ただ、もちろん何ともない方の方が圧倒的に多いわけです。自毛植毛もそうです。
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000583992.pdf
今回は医療行為の中でも自毛植毛のリスクについて説明致します。
自毛植毛のリスクについて
自毛植毛は、薄毛治療の中でも治療効果が非常に高く、一回の手術で半永久的に発毛を確認できる治療法です。継続的に通院する必要もなく、長期的に金銭面での負担を強いることもないので、薄毛を根本的にしっかりと解決したい方に推奨できます。
しかし施術をやっとの思いで決意したのに、思った通りに髪が生えてこない、傷痕がかなり目立つ、生え際がおかしい。ということは稀にあります。これらの失敗を極力防ぐにはどうすればいいのでしょうか。次の項目を見ていきましょう。
髪が生着しない
移植した毛根はすべて生着するわけではありません。個人差がありますが、10%前後は抜け落ちるかもしれないと思っておくのが良いかと思います。
このような場合にきちんと説明がなかったり、フォローがない場合は問題です。クリニック選びは事前に慎重に行う必要があります。
傷痕が目立つ
これはFUSS法を行った方に多いです。FUSS法はメスを使った自毛植毛手術です。親和クリニック大阪院のようなメスを使わないFUE法主体のクリニックであれば、傷痕は最小限に抑えることができます。
FUSS法は後頭部に横長にメスで切り取る痕が残りやすいのです。頭皮のツッパリ感などに悩まされることもあります。
自毛植毛ロボットも傷痕が目立ちやすい
ロボットによる自毛植毛も最近はあり、こちらも採取痕が目立つ場合があります。
なぜかというと採取に使用するパンチの口径がやや大きく、採取痕が目立ちやすくなる傾向にあるからです。
失敗を極力減らすには
前述したように医療行為に絶対はありませんが、失敗を極力減らすためにできることは数多くあります。一番大事なことは信頼できるクリニックを選び、事前にきちんと説明を聞くということです。
施術内容、費用、今までの実績、カウンセリングの細やかさ、アフターフォローについて質問をしてみましょう。親和クリニック大阪院では、術後の不安、見た目の違和感・不快感を解消することで、日常生活にすぐ復帰できるよう、可能な限りのフォローを常に心掛けています。