自毛植毛は薄毛の方にとって、それを克服するための優先順位の高い選択肢ですが、薄毛になった瞬間すぐに自毛植毛の施術を決断するという方は少ないでしょう。
大抵は薄毛と実感したら、ジェル等で固めて隠したり、市販の育毛剤で様子を見たりします。それでも十分に改善等が見られなかった場合に、治療薬や自毛植毛が選択肢となりえます。
これから紹介するブロー法は自毛植毛の代替の選択肢とはなりえませんが、薄毛がまだあまり目立たない人は試してみてもいいかもしれません。
ドライヤーによるブロー法をご紹介致します。
薄毛隠しにも使えるブロー法
年々少なく、細くなる私たちの髪。これまでの手入れでは理想のスタイルは作れません。ブロー法やケア剤を見直して、ふんわりヘアを蘇らせて。前髪が減ってきた、薄い頭頂部が気になる……。スタイリングで解消することはできるのだろうか。
ふんわりヘアの要点はブローにも。 「ドライヤーを正しく使いしっかり乾かせば、夜にブローしても翌日までボリュームを維持できますよ」
出典 https://news.yahoo.co.jp/articles/88e1261faaab7dff7c1c06274ea43e1f002e2c81?page=1
ドライヤーでブロー時はトップに膨らみを作ることが重要です。これは言葉で言うには簡単なことですが、多少テクニックが必要です。以下ご説明します。
ブローの下準備
まずは髪をしっかりタオルドライします。雫が滴り落ちるようであればまだタオルドライが足りません。ゴシゴシこするのではなく、優しくふき取りましょう。
タオルドライ後は目の粗い櫛を使い、頭頂部付近から放射状にゆっくりととかします。
このとき頭皮を優しくなぞるようにとかしましょう。決してガリガリと頭皮を削るように強く櫛を掛けてはいけません。
膨らみを作るブロー法
ドライヤーを使い、しっかりと乾かしていきます。一方向だけや真上からだけあてるとトップが左右にぱっくり割れやすくなります。分け目を覆うようにドライヤーをあてるのがコツです。
ロングの人は前から風をあてたりしますが、これを髪の短い男性がやってしまうと膨らみすぎてしまい狙った通りの仕上がりになりにくいので気を付けましょう。
反対側からも風を当てます。両サイドから交互に繰り返し風を当てます。
前髪とトップが乾いたと思ったら、サイドを後ろから前にブローします。このとき少し下を向きましょう。なぜかと言うと、下を向くとトップにボリュームが生まれ、サイドはタイトになります。手櫛でも自然に根元が立ち上がるのが分かると思います。
バックと襟足も下向きでドライヤーを当てましょう。そうすることで全体的にタイトな印象にまとめることができます。トップには膨らみを持たせますが、襟足とバックはタイトに。これがコツです。
毛先には少し遊びがある方が、薄毛隠しには有効です。
ブローの際の注意点
乾燥中に髪の毛がドライヤーに巻き込まれないよう、吸込口から最低でも10cm以上離して使用しましょう。また温風の状態で一か所を集中的に温めることも控えましょう。髪を傷める原因になりえます。
温風はシャンプー直後の濡れ髪から、80%ほど乾かすまで使用します。最後はぬるめの風にし、髪を冷やします。余熱を逃がすと、髪の過度な乾燥(オーバードライ)を防ぐことができます。また、最後に冷風を髪に当てると、スタイルをキープの効果もあります。
自毛植毛は有効な選択肢
ここまで薄毛隠しにも使えるブロー法をご紹介しました。しかしながら、こちらは薄毛初期の人のみにしか適用できません。薄毛の解決には自毛植毛は有効な選択肢です。採取した自分の髪を薄毛部分に植えることで通常の自分の髪と同様、何度でも生え変わるようになります。