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英国「ハゲはセクハラ」裁判で原告が勝訴

英国で衝撃的な判決が降りました。なんと裁判所が「薄毛の男性をハゲと呼ぶのはセクハラに当たる」という判決を下したのです。

近年はコンプライアンスやら個人情報に非常に厳しい世の中となってきました。誹謗中傷に対しても厳しい判決が降りる。これは決して以外ではありません。

この判決を私たちはどのように受け止めるべきなのでしょうか。今回はイギリスで起きたこちらの判決について解説致します。

 

ハゲ呼ばわりはセクハラ

 英国ウェスト・ヨークシャー州にある会社で24年間、電気技師を務めていたトニー・フィン氏は、30歳ほど年下の上司と折り合いが悪かった。2019年7月、上司のミスを指摘したところ、「ハゲの嫌なやつ」とののしられ、「殴るぞ」と脅されたという。  ハゲ呼ばわりされて傷ついたフィン氏は、セクハラなどの被害で会社を「雇用審判所」に訴えた。 「雇用審判所の3人の裁判官は、『薄毛は女性よりも男性に多く、本質的に性別と関係している』と判断。性別に関連する身体的特徴を指摘することは尊厳を傷つけると認定し、最終的に『ハゲ呼ばわりはセクハラ』となりました。フィン氏には賠償金が払われる見込みです」(国際ジャーナリスト)

出典 https://news.yahoo.co.jp/articles/4712e628a7bcfab9ea821e1166f7d0c39c95d296

 

男性をハゲ呼ばわりし、罵った人物に同情の余地はまったくありません。判決も妥当な方向性であると言えるでしょう。性別に関連する身体的特徴を指摘し、揶揄することは許されていいことではありません。

 

日本への影響

この判決がただちに日本にも適用されるということはありません。しかしながら、身体的特徴の揶揄は無くなってしかるべきだと言えるでしょう。

ただ、一つ気になるケースがあります。芸能人や芸人で自ら薄毛をネタにし、パフォーマンスを繰り広げる方々についてです。

彼らは身体的特徴を笑いに変え、生計を得ています。今後、このような芸風も許されないという雰囲気に世界中がなるのでしょうか。こちらについては、今後の推移を見守るほかありません。ただ、未成年や子供たちへの影響を考えると、やはり薄毛を揶揄するということは広がるべきではないでしょう。

病気により薄毛を余儀なくされている方々にとって、薄毛を笑いのネタにするということはくすりとも笑えないことだからです。

 

自毛植毛について

薄毛の方でも自毛植毛をすることによって、薄毛に悩まされることが少なくなる方々も多いです。特に男性型脱毛症(AGA)は日本人の3割ほどが発症すると言われており、この症状には有効な治療法となります。

AGAは通常、側頭部や後頭部の毛は脱毛しにくいと言われています。ここから髪の毛を採取し、自分の薄毛部分。つまり、前頭部や頭頂部に植えるという施術です。

新たに植え付けられた髪の毛は、無事生着すると何度でも生え変わります。自分の髪の毛なので副作用の心配もありません。

また、一度施術をするとアフターケアもほとんど必要なく、10年規模の総金額で考えれば、他の薄毛治療と比較して決して高くないと考えています。

 

 

男性と女性の薄毛

薄毛については男性、女性どちらも当人にとっては夜も眠れないほど深刻な問題なのだということを、広く認識される必要があるように思います。

自ら薄毛になる方というのは少なく、大抵はAGAや病気のため、やむなく薄毛になっています。このような身体的特徴を揶揄する風潮は広まるべきではないでしょう。

薄毛の方がカツラを被ったり、自毛植毛するということが今より許容される社会になってほしいと切に願わずにはいられません。