薄毛にはさまざまな原因があります。その1つはご存じの通り“睡眠不足”。
なぜ睡眠不足になるとかなり薄毛になるのでしょうか。
睡眠不足で薄毛になってしまう、メカニズムを詳しくご紹介します。
成長ホルモンが分泌されない?
成長ホルモンが上手く分泌されないことが挙げられます。
成長ホルモンは、肌や髪など身体の各部位をきちんと修復や成長を促す作用を持つので、髪の成長にも同じようにとても欠かせない物質となります。
特に髪の場合は、80%以上がタンパク質。このタンパク質の合成をとても高めるためには成長ホルモンがかなり必要不可欠なのです。
成長ホルモンは睡眠時にとても多く分泌されるため、睡眠不足になるときちんと髪の成長が上手く行われず、とても薄くなってしまいます。これが睡眠不足でかなり薄毛となる原因の1つです。
毛母細胞は分裂しないの?
睡眠不足で薄毛になる理由として、ここでもうひとつ挙げられるのが、毛母細胞がまったく分裂しないこと。
毛母細胞とは、髪の毛の根元にある細胞なのです。この細胞がきちんと分裂していくことで髪の毛がとても伸びていきます。
けれども、睡眠不足になってしまうと、この毛母細胞への分裂活動もこれは十分に行われなくなります。
そのため、髪の毛がそもそもまったく伸びようとせず、薄毛となっていくのです
どのような睡眠を取ればいいのか
しかし、とにかくここが大事で、単純に睡眠を取っていれば薄毛にはまったく影響しないという話ではないのです。薄毛にまったくならないためには、以下のような睡眠がとても大切になってきます。
- 3時間以上の睡眠を
成長ホルモンは、睡眠に入ってから30分~3時間の間がとても多く分泌されます。そしてその後徐々に減少しますが6時間程度は分泌が継続されるといわれています。最低でも3時間以上、できれば、とにかく6時間以上は継続した睡眠を取るようにしましょう。 - 髪は乾かしてから寝る
お風呂から出て髪を乾かさず濡れたままの髪で寝ることは厳禁です。雑菌やフケなどが発生しやすくなり、頭皮環境が悪くなるので薄毛の原因となります。
お風呂から出たら髪をかなりしっかりと乾かしてから、しっかり寝るようにしましょう。
睡眠不足は薄毛の原因としてとても考えられます。
1日や2日程度の睡眠不足であれば大して薄毛に直接影響する事は少ないですが、日々睡眠不足が継続的に続いていたり生活リズムがかなり乱れていると、髪の毛に大きく影響してしまうことがかなりあります。
自毛植毛とは?
薄毛になったときに多くの方がとる選択肢の一つに、この自毛植毛手術があります。
自毛植毛はそのまま言葉の通り、自分の毛髪を活用する植毛法なのです。
自毛植毛に使う毛髪には、生命力がとても強く男性ホルモンの影響をほとんど受けづらい、これら側頭部や後頭部の毛髪が、よく使われることがとても多く、専用の機器をしっかり用いて脱毛している部位へきちんと移植をしていきます。
毛髪の毛根の下部には毛乳頭という、毛の成長にとても必要な栄養素を取り入れる組織があり、移植された毛乳頭がここから毛細血管や神経と結合し、ゆっくりと成長し毛髪がきれいに生え揃っていきます。
自毛植毛で一度きちんと植毛した毛が生着すれば、再び自分の毛髪となるため、たとえ抜け落ちても毛髪サイクルにより、ここに半永久的に自分の毛髪が生え続けるのです。
自毛植毛が有効な薄毛の症状
自毛植毛の治療を受診される患者さんの中で、じつはもっとも多い症状は「男性型脱毛症(AGA)」の方です。AGAの特徴は前頭部・側頭部・頭頂部を中心にかなり毛髪が細くなり薄毛の症状がどんどん進行していきます。
AGAの症状は主にですが、「頭頂部から薄くなる症状」そして「額の生え際が後退していく症状」「こめかみ付近からM字に薄くなる症状」の3パターンに分類されます。
額と生え際にのみ症状がある場合は、特に自毛植毛が効果的です。
まとめ
睡眠と薄毛の関係や自毛植毛について詳しく知りたい方はいつでも大阪梅田にある親和クリニック大阪院までご相談下さい。
薄毛になったらまずは植毛クリニック医師に相談し、早めに治療開始することが望ましいです。