自毛植毛に興味を持ってくれている方は、ここ数年で増加傾向にあると実感しています。ただ興味を持ってくれている人が全員自毛植毛手術を受けているかといえば、これはそうではないと思われます。自毛植毛は昔に比べれば格段に知名度が上がりましたし、社会的にも治療が認知されつつあるとは思いますが、「薄毛になったら自毛植毛しよう」と誰もが思い、実行するほどの地位は未だ確立されていないような気がします。しかし、これは決して悲観すべきではないとも思っております。
第一に、自毛植毛はまだ比較的新しい技術であるため、認知の面が十分でないことは当然なのではないかと思うからです。例をあげましょう。現在の日経平均の寄与度ランキングというのをご存じでしょうか。これは日経平均算出に最も影響のある企業を順位付けしたものです。1位の企業の株価が下がると、他の小さい時価総額の銘柄20~30企業が上がろうと、日経平均は下がります。日本のお家芸は自動車産業ですが、現在日経平均の寄与度上位を占めるのは自動車株ではありません。では何なのか。これは半導体関連銘柄なのです。これらの企業は一般の人は企業名だけ聞いても認識していないと思われます。つまり半導体関連は大昔からある企業というわけではなく、せいぜい100年未満の歴史しかないため、世間一般に広く浸透していないのです。これは一部分では自毛植毛についても似たところがあると思われます。
そしてもう一つ、自毛植毛について知られていないことが多いからだとも思います。今回はその一つ、手術後のシャンプーができるようになるタイミングについて解説致します。
シャンプーは施術の翌日から可
手術から1~2日経過するとOKになります。
これは自毛植毛後の傷が残ったままの頭皮は、きちんと清潔に保っていないと雑菌の繁殖により、感染症にかかる恐れがあるからです。しかし、頭皮を強くこすったり、泡をかなり大量につけて洗髪するのは厳禁です。手術直後の傷や移植した毛を守るため、きちんとやさしくシャンプーすることが大切なのです。
ではシャンプーを全くしないというのもOKかというと、これは勧められません。前述しましたが、感染症にかかる可能性が0ではないからです。従って、シャンプーしたければすればいいというわけではなく、これはほぼ必須だと思って頂ければと思います。
シャンプーが不安
やはり自毛植毛手術後は、一定数の方は傷跡が残っていたり出血がある状態でシャンプーが不安だという声をよく聞きます。これはお湯の温度、シャワーのかけ方、そして頭皮への指の当て方、さらに力の入れ具合など、いつものシャンプーよりも注意しなければならない点が数多くあります。
そして自毛植毛は手術を受けて終わりでは決してありません。自毛植毛後のシャンプーが不安な方や、適切なシャンプーの仕方がわからないときは、手術を受けた医院で教えてもらいましょう。
まとめ
自毛植毛後のシャンプーのタイミングについてご紹介しました。このような知識はなかなか医師にも聞きずらいという声があり、不安だけを胸の内に抱えこんでしまいがち。そのため積極的に解説していければと思います。
自毛植毛をするか悩んでいる方は、大阪梅田にある親和クリニック大阪院までご相談いただければと思います。