「薄毛になる原因が分からない」など、薄毛に悩んでいる方は大変多いです。最近では、男性のみならず女性も薄毛になる「FAGA」という症状の方も増えています。今回は、基本的な育毛方法、薄毛治療などをご紹介します。それぞれ効果や価格も大きく異なります。まず薄毛の原因と治療法を知り、自分に合った解決法を見つけましょう。
薄毛の主な原因
薄毛の原因として最も多いのが、AGA(男性型脱毛症)です。男性ホルモン「テストステロン」が脱毛成分「ジヒドロテストステロン」に変異し起こる症状です。女性が発症する例も多くあり、それはFAGA(女性男性型脱毛症)と呼ばれています。ホルモンバランスの乱れが原因。女性ホルモンが減少し、男性ホルモンが優位になる場合に起こりやすい症状になります。また、分娩後脱毛症といい産後にホルモンバランスが乱れて抜け毛が増える例もあります。
生活環境の乱れは髪にとって悪影響を及ぼします。ストレスは頭皮の血行悪化が毛根の成長を妨げます。また 適度な運動や、早寝早起きを心がけるにこしたことはありません。
夜型の生活パターンでは、睡眠不足や偏った食事で毛髪が育たなくなります。充分な睡眠をとり生活リズムを乱さないようにすることが肝要です。
薄毛と加齢はとても関係が深いものです。毛髪は加齢とともに細く弱くなり抜け落ちてしまいがち。40~50代の方は、食生活や生活習慣の乱れが原因で、薄毛になってしまう確率が非常に高いのです。若年時に発症する薄毛は時間の経過とともに自然に元に戻る場合が多いので、若くてお悩みの方はまずは焦らず、様子を見るのがよいでしょう。
薄毛の治療法
薬物治療
内服薬の主な薬を紹介します。
・プロペシア
主成分にフィナステリドが含まれるAGA治療薬。テストステロンをジヒドロテストステロンに変異させる酵素の働きを阻害する作用があります。
・ザガーロ
ザガーロの主成分はデュタステリド。プロペシア同様に脱毛抑制効果があります。プロペシアの主成分であるフィナステリドよりも効果が高いとされています。
再生医療
・HARG療法による薄毛治療
注射やレーザーを使って頭皮に薬剤を注入する方法。成長因子を含む脂肪由来幹細胞たんぱく質抽出物を抽出、直接頭皮に注入します。毛髪を作る毛母細胞を刺激して発毛を促し、治療が終わった後も発毛効果が続きます。ヘアサイクルが正常化するというメリットも兼ね備えています。
・グロースファクター再生療法による薄毛治療
グロースファクターとは「成長因子」のことです。発毛に必要な成長因子を内服または注入することにより自身の毛髪再生を促す薄毛治療方法となります。発毛に有効なさまざまな成長因子を使って治療が行われます。
植毛
自毛植毛は薄毛になりにくい後頭部や側頭部から採取した髪を薄毛箇所に移植する治療法です。移植しても移植元の性質を引き継ぐ「ドナードミナントの原則」という髪の毛の性質を利用して薄毛の影響を受けにくい部位の髪を移植。移植した後も半永久的に生え続けるので薄毛治療としては効果的です。
・FUT法
移植元の頭皮をメスで切り取り、毛包を薄毛部分に移植する方法です。痛みが大きいデメリットがあり、今はメジャーではない手法です。
・FUE法
FUE法は毛包を一つ一つ採取し、薄毛部分に移植する方法です。施術面積が非常に小さいので、痛みも少なく、施術跡が治りやすいメリットがあります。親和クリニック大阪も含む日本の植毛クリニックで、現在最も広く行われている植毛手術です。
まとめ
親和クリニック大阪では自毛植毛を希望する患者が特に多く来院します。症状によって選択できる治療法も異なるので、まずは専門の医師に相談しましょう。