自毛植毛は他の薄毛治療と比べてどの点が優れているか、デメリットはあるのか。多くの人が気になっているだろうと思われます。ここでは一般的に自毛植毛と他の薄毛治療はどう違うのかを明記していきたいと思います。
それぞれ薄毛治療にはメリット、デメリットがありますが、選択肢としてはどのようなものがあるのかなど、主だったものをご紹介していきます。
自毛植毛
自毛植毛の最大の特徴は、移植した自毛が生え変わり続けるということです。つまりもともとの自分の髪を移植しているので、以前前頭部などに生えていたときと同じ感覚を体感することができます。極めて自然だということです。継続的に必要なケアも特にありません。
デメリットは期間です。移植した次の日から以前のように髪が生えそろうというわけではなく、大体、半年から1年は様子を見て頂く必要があります。しかしこれは薬なども即効性はないので、自毛植毛だけに特有のデメリットではないともいえます。また価格も大体安くても100万円前後かかるので決してハードルは低くありません。けれどもこちらも10年間のトータルコストを考えると、一度の出費だけで済み、維持費は特にないので、結果的には安く抑えることができます。
AGA薬治療
手術のようなものは必要ないので比較的導入ハードルは低めです。最大のメリットは手軽さです。しかし、効果には個人差があるので注意が必要です。
デメリットは副作用です。男性ホルモンに働きかけるような治療薬等を使うので、精力減退などの症状が出る場合があります。治療薬によりこちらは変わりますので、よく調べてから使用しましょう。また継続的に使用しなければ効果がなくなりますので、継続的に費用がかかるという点もデメリットといえるでしょう。
人工毛植毛
こちらは同じ植毛でも、自分の髪が生えない植毛となります。それはなぜかというと、人工的な毛髪を頭皮に埋め込むからです。希望の本数を植えられるので、希望の髪型にすぐ出来ることがメリットです。ただデメリットは大きいです。人工の髪はいうならば人間の体にとって異物です。そのため拒絶反応のようなものが起き、皮膚トラブルが起きたという報告が多くあります。
かつら
かつらは見た目だけでいえば割とすぐに自分の希望通りの髪型にすることができるので、人気があります。最も大きなデメリットは意外にも費用です。かつらは実はそれなりに高額です。クオリティーにもよりますが20~60万円前後は見ておかなければなりません。また一回では済まず、メンテナンスにも費用が掛かります。そして数年したらだめにもなるので、作り直さなければなりません。コストパフォーマンスが良くないということです。
また強風で飛んだり、転んで脱げることもあり大きな恥をかく心配もゼロではありません。
育毛剤
ここでは市販のものを例にあげます。入手しやすさは断トツで1番でしょう。費用も月に数万円かからないくらいで、コスパも良いです。しかし、効果が現れるかは個人差があります。実際、育毛剤の効果が絶大ならば自毛植毛もかつらも、人工毛植毛も存在していないでしょう。
育毛剤は万能ではないことを最初から知って使う分にはいいのですが、効果が薄かった場合、過度に期待し妄信して使い続けるものも考え物です。
まとめ
薄毛治療にはそれぞれメリットとデメリットがあることが分かりました。大事なのは自分の体質やライフスタイルに合った治療方法を見つけ出すことです。
薄毛治療はどんな人間にも必ず効き、不都合なことも一切ない。というものはありません。ただ自毛植毛であれば自分の髪の毛が再び生え続けるという感動を味わうことができるので、近年注目が増しています。